2018年11月12日

シャルジャ

シャルジャ ブックフェアに行ってまいりました!
UAE!!ドバイから車で40分くらいの街です。
世界で3番目に来場者数の大きなブックフェアらしくって、
(1位はフランクフルト、2位はインドのどこからしい、どっちも行きたい)
確かにもうそれはそれはたっっっっっっくさんの人が来ていました。
「こんなにたくさんの人が本を求めに・・・?」て思うだけでぐっときたし、
たくさんの本を愛する人に会えたことも胸が熱かった。
私はパネルディスカッションでシリア人作家のfadi azzamさん、翻訳家で作家の桶谷省吾さん、
作家の岸田直子さん(ハムダなおこさんというお名前で本を出されています)とお話しさせていただきました。
短い時間でしたが、本当にテーマである「壁を越える」を実感することが出来ました。
皆さんの真摯な姿勢と意思に、登壇しながらも感動していました。
ジャーナリズムももちろん大切、でもジャーナリズムが取りこぼしたものものを拾って、
咀嚼して、塾考して、物語の力を加えて丁寧に差し出すのが文学なのではないだろうか。
fadiさんのご著書である「sarmada」、いつか原文で拝読したいです。
(英語力の壊滅的な乏しさを痛感する道行でもありました・・・)
以下はthe newyorker の書評です。

現地の学校を訪問したり(英語でスピーチしてくれと言われ、まじドタバタしましたが)、
みんなで砂漠ツアーに出かけて星を見たり、
トム・クルーズさまが駆け下りたブルジュ・ハリファを見学したり、
オールドスークでアザーンを聞いたり、昔父が住んでいたホテルを再訪したり、
それも息子を連れて行っていたので(1歳の息子、飛行機内で怪獣化)、なんだかもう感慨しかなかった。
世界中のブックフェアに行きたい。
世界中の本に会いたい。

freemans&SLICE magazine!!!!

ニューヨークの素晴らしい編集者であるjohn freemanさん、
彼が作っている文芸誌「freemans」も素晴らしくないわけがなく、
垂涎も垂涎じっとじっと見つめていたのですが、
今回「power」issueに私の短編「burn」が掲載されることになりました・・・!!!
お話しいただいた時も震えたし、掲載誌をいただいた時も震えた。
それもこれも、我が愛しの翻訳者であるallison markin powelさんのおかげです。
allisonさん、本当にありがとう!!
(そういえば彼女に初めて会ったのはNYのfreemansというレストランだった)

そして・・・「SLICE magazine」にて、EXQUSITE CORPSEに参加しています!!!!
EXQUSITE CORPSE、直訳すると「優美な死骸」らしいのですが(!!)、
複数の人間が、お互い他の人間がどのようなものを制作しているかを知ることなく、
自分のパート部分だけを制作するというもの。文章、詩、絵画で行われるそうです。
私は三人の方と共同制作、テーマは「FLIGHT」です。
ペルー人作家であるclaudia Salazar jimenezzさん、
チベット人作家であるpema bhumさん、そして韓国人作家であるkrys leeさん。
3番目だった私は、pema bhumさんのラスト1行を受け、「flight」を思いながら書きました。
なんだかめくるめく体験ってこういうことなんちゃうの?
机の上で世界の誰かとつながっている、確実に優しい糸を手にしている、
それを感じることなんじゃないの、そう思いました。

freemans、SLICEに関しては、englishページでも詳しく書かせていただきます!
そしていずれ、現時点での翻訳作品を紹介するとともに、その翻訳言語のページも作るつもりです。
夢は膨らむばかり、41歳の秋。

2018年11月15日

Favorites and...

VOGUE WEBの「My 5 favorites」に登場させていただいています!
お気に入りの5つ、ということですが、
私は創作において必要なもの、インスピレーションを与えてくれるもの5つを。
普段見慣れすぎている部屋を、とても美しく撮影してくださいました。
お時間あるときにぜひ!
下記から↓動画見れます。

favoritesの一つであるプロレス、大日本プロレス「両極譚」両国国技館に行ってきました!
すべてのカードに愛がありました。
関本選手、鈴木選手、葛西選手、伊東選手・・・名前をあげればきりがないですが、
なんかみんなが神々しく見えました。
メインカード、壮絶なデスマッチを恐怖のあまりマフラーの網目から見ていたのですが、
網目からでも見えた竹田誠志選手と高橋匡哉選手の表情がもう忘れられない。
いつもプロレス後は焼肉をモリモリ食べるのですが、
なんだか胸がいっぱいであまり食べられなかった、こんなことは初めてです。

昨晩は長塚圭史さん演出の「セールスマンの死」を。
行きは偏頭痛に悩まされた第三京浜ですが、帰りは視界がスーパークリア、叫びだしたくなるくらい興奮していた。
素晴らしい舞台でした。
アーサー・ミラーの名も「セールスマンの死」も知っていただけで触れていなかった自分に竹串を刺したい。
なんでこんな緻密、なんでこんな染みるの?
言うなれば進化(と呼ばれるもの)とマチズモがどれだけ人を追い詰めるか、という話だと思うのですが、
もちろんこれは男性だけの話ではなくって、
「セールスマン」であるウィリーが何を売っているか分からないように、
日々得体の知れない何かを扱い、得体の知れない何かに脅かされている私たちすべての物語なのだと思うのです。
苦しすぎて、二幕はずっと息が上がっていた。でも本当に見て良かった。
まだチケットはあるのかな、皆さんにもどうかどうか見ていただきたいです。