又吉直樹さん、羽田圭介さんが芥川賞を受賞されました。
嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて、
苦しくなるほどでした。
発表の夜は雨が降っていて、
風も吹いていて、つまり嵐で、
大人なのにびっちゃびっちゃになって、
細胞がすべて生まれ変わったような気持になりました。
新しい光をくれた、
本当に本当にありがとう。
受賞を逃したけれど、
島本理生さんの「夏の裁断」も、
本当に本当に素晴らしい物語です。傑作です。
小説ってすごいなぁ。
物語ってすごいなぁ。
今読んでいる、ジャネット・ウィンターソンの「灯台守の話」に、
こんな文章がありました。
「ほら、光の筋が海を照らしだす。あなたの物語。わたしの。彼の。
それは見られ信じられるためにある。耳を傾けられるためにある。
絶え間なく垂れ流される筋書きの世界で、
日常の雑音を超えて、物語は耳を傾けられるのを待っている。」
もっともっとたくさんの物語を読みたい。
新しい光を、やっぱりありがとう。
私も書きます。