2015年09月18日

脳みそ内と新連載

村田沙耶香さんの「しろいろの街の、その骨の体温の」
文庫化を記念したトークショウのお相手をさせていただいたのは7月のこと。
あまりにも刺激的で楽しかったその対談が、
「小説トリッパー」に掲載されました!
さやかちゃんのまっすぐさに、
臆病な私はみっともなくうろたえたりしましたが、
改めて読み返しても、とてもとても大切な話をしていたなぁと思います。
是非読んでいただきたいです。

私に勇気をくれる村田沙耶香、
彼女が素晴らしいのは実は小説だけではなく、
彼女のエッセイ集「きれいなシワの作り方〜淑女の思春期病」の
「なにこれ、なんでこんな面白いん感」たるや・・・!
ananで連載されていたときから毎週楽しみにしていたエッセイ、
こんなに声出して笑う?ていうくらい笑ったし、
首もげる?ていうくらいうなづきました。
ananの同じページには、マームとジプシーの藤田貴大さんもエッセイを連載されていて、
なんていうか私の中でいろいろな意味の二巨頭でした。
「大丈夫かanan!?・・・いや、いけてるぞanan!」
このニュアンスで分かっていただきたい!
藤田さんのも本になるよね?
ありがとう、脳みそ内の使っていなかった扉を、
鮮やかに開けてくれる人たち!

私も誰かの脳みその、その閉じられた扉を開けたいな、優しく。
日々努力していたいのよ私、の、小説新連載が始まります!
WEB福音館にて!20日から(多分・・・)!
すべてを掲載するわけではないので申し訳ないのですが、
来年の早いうちに新刊として発表させていただきます。
タイトルは「まく子」。
慧くんという男の子が主人公です。
変わってゆくことを怖がる男の子、の話。
子どもだけに当てはまる感情ではないと思います。私もそうだから。
慧くんと一緒に悩み、こわがって書きました。
みなさんに読んでいただきたいです。どうか、どうか。