舞台のことを書くのはいつも躊躇してしまいます。
映画なら上映中ですよ、観にゆけますよ!とお伝え出来るのですが、
舞台はほとんどチケットがなくなっているし、期間中に行けない方が多くて・・・
でも、新ロイヤル大衆舎「王将」のことは書きたい!
坂田三吉の生涯を描いた全三部作、坂田三吉は好きやけど、
三部作・・・と少しひるんでいたの、でも本当に行って良かった!!!
一部を拝見してから、「はよ二部観たい・・・!」と止まらない小説状態で、
しかも場所が下北沢楽園(席数約80席やったのですって!)、
豪華な役者陣、スタッフで、関係ないけど「こ、これ、採算度外視すぎるやんか・・・」。
本当に素晴らしかった、スーパーミニマムな空間で出来る広がり、
笑って泣いてみぞおちをやられて、なんか分からんけど「これが舞台やで!」て叫びたくなるような。
唯一気がかりなのは、坂田三吉役の福田転球さんを、これからもうずっと坂田三吉としてみなしてしまうのでは・・・
なんてキュートな、愛すべき三吉!
あと、昔の大阪弁ええなぁ。泥臭くて動物っぽくて。
谷崎の「卍」の綺麗な大阪弁も素敵やし、方言って痺れる。通天閣また登りたいな。昔よう登ったな。
「王将」はもう観られないかもしれませんが、
新ロイヤル大衆舎の次作はみなさんぜひ観よー、私も絶対観ます!