辛島デイヴィッドさんの新著「文芸ピープル」が発売されました!!!
私は、辛島さんの「Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち」が大好きなのですが、一人の作家の作品が書店に並ぶまでに、どれだけの人が関わって、どれだけの心が関わって、どれだけの力が関わっているか、手に取るのは一冊の本に過ぎないけれど、その一冊の中にどれだけのレイヤーと歴史があるか、が、すごく丁寧に(でも決してドラマティックにではなく)書かれているからで、それって私たちが誰かと出会うときと同じやん!
私たちが誰かに会うとき、見ているのはその「瞬間」のその人だけど、その人がその人たり得るまでに、その人はその人の人生を重ねて来たわけで、私たちはその人に会うと同時に、その人のレイヤーや歴史を見ているのですよね。
「文芸ピープル」も、辛島さんの誠実さ(とユーモア)は変わらず、やはり「いかにして」が書かれていて、すごく美しいです。
僭越ながら私も登場してます、めっちゃ嬉しいねんけど・・・・
帯をあのね、取ってくださったらね、私おりまんねん。見てください。自慢。