上野千鶴子さんと鈴木涼美さんの往復書簡集「限界から始まる」読了しました。
本当に、タイトルの通り限界以上の話を、限界以上に考え尽くして書かれた言葉だと思いました。
上野さんにとって娘であってもおかしくない年齢の鈴木さん、この聡明で勇敢で、世界に対して世にも美しい中指を立てた女性と、ここまでむき出しの、高温の、そして冷静で、徹底的なやり取りが出来るなんてと、上野さんに嫉妬した次の瞬間、ああそれはもちろん上野さんがずっと考え続け、正直であり続け、やはり勇敢であり続けたからなんだろうなと思いました。自分は思考することに、ここまで力を使えるだろうか。