2021年12月30日

Hunger A memoir of (My) Body

Roxane gayによる、痛みを伴うメモワール。
アメリカという国でマイノリティの少女として生きること、「安全な場所」を見つけるために食べ続けること、結果手に入れた体と共に生きること。
ボディ・ポジティブという言葉が聞かれるようになったこの世界で、それでも特定の身体に対する暴力は止まない。
その暴力には「善意のアドバイス」も含まれるし、無意識で向けている視線も含まれる。
私たちに誰かの身体を、そして誰かの人生をジャッジする権利はない。
その人の身体は、その人の人生は、その人だけのものなのだ。

「私の身体について語ることは、恥について語ることだ。
自身の見た目を恥じること、弱い自分を恥じること、自分の力で身体を変えられるとわかっていながら、それでもなお、変えられないという恥について。」