2012年02月25日

内弁慶

部屋の改装をしました。
工事の方がいらしているときは、
猫はクローゼットの中で完全に気配を消しているのですが、
皆がお昼に出てしまうと、
どすん、と出てきて、「遊べやぼけが」という顔を。
そして皆さんが戻ってきたら、またぴゅーっとクローゼットに逃げます。
クローゼットをご自宅と呼んでいます。

舞台のこと、鹿殺し「青春漂流記」、
シベリア少女鉄道「太陽は僕の敵」、
コンドルズ「十二年の怒れる男」、あとは「ロッキーホラーショー」を観ました。
生って刺激、生ビール、生レバー、生コラーゲン、
でも人間がそこにいるさまざまの生が、一番刺激です。

映画のこと、「セイジ」と「ピナ・バウシュ 踊り続ける命」「ニーチェの馬」を観ました。
全部映像がとても綺麗やった、最近よくこの「映像が綺麗」という言葉を聞くし言うのですが、
便利なのかな、それって言葉に甘えている気がするので、
もっと寄り添ったことを言いたいのですが、
でも「映像」って名前がもういいですよね。
なんでやろ、なんか漢字が気持ち悪いし(こっち見てるみたいに見える)、
映像って聞くと、どきどきしませんか。
「ニーチェの馬」の最後の「映像」などは、叫びだしたくなるほどでした。

国立新美術館の野田裕示展、面白かったー、
大きい絵が「ちゃんと大きい絵」で、そのサイズでいる理由があって、
何層にも重ねられた最後の白が、本当に素敵だった、触りたかった。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「あの川のほとりで」、
どっちも読み終わるのが嫌で、でもページをめくらされるという、
幸せな読書体験でした。

NHKラジオ「ラジオビタミン」に出演させていただきました。
3月1日放送のようです。