2012年08月05日

私にはできない

歌舞伎「伊達の十役」を観ました!
海老蔵が老若男女、善悪取り混ぜた十の役を早代わりで演じる、
それだけで興奮、あげく桟敷席で体内熱高騰、
なぜか8度越えていた自分の熱がさらに沸騰するような舞台でした。
自分以外の人は、自分が出来ないことをしているので、
それだけで尊敬に値するのだけれども、
海老蔵の佇まいは、自分が出来ないこととか、
ともすれば人間が出来ないこととか、
なにかもうレベルが違う気がします。
本当に本当に、本当に、すごい。

舞台を見ていて思ったのが、悪役というのは独特の色気と哀愁があるものやな、
それはプロレスにも通ずるな、で思い出すのは、G1初日やで。いってきたで。
初めて見たシェルトン・ベンジャミンにすべてをもっていかれたー、
すごかったです、あれ人間なん?
今まさにオリンピックで人間離れしたさまざまな人たちを見て、
四六時中お口をあんぐり開けているのですが、
シェルトン・ベンジャミンもまさにそれ、体ってあんな風になるんやという。
棚橋ももちろん格好良かったけど、
もうベンジャミンから目が離せなかった。
暑いし興奮しているしで、文章もどこかふわふわですね。ごめん。

ポプラ文庫「とっさの方言」に、近畿編で寄稿しています。
私は「いちびんな!」について書きました。

「すばる」9月号にて、
柴崎友香さんと、大阪という土地や、街、人、文化や小説について対談しています。
とても楽しかったです。柴崎文学を形作るたくさんの粒を見たようでした。

資生堂「花椿」に、小説「八百屋のにぃ」寄稿しています。
「えらぶ」というテーマの号です。

関西の雑誌「Meets」天王寺特集に、エッセイ「街は、」寄稿しています。
天王寺のこと。街のこと。