2012年09月25日

たくさんと個人

世田谷パブリックシアターで、「浮標」を見ました。
4時間の舞台、ということで、覚悟して行ったけれど、
長さとか全く感じなかった。
病床に伏した主人公の妻が、
主人公の絵を見て、「綺麗だ」と呟く場面で、予期せず涙が溢れました。
ほんま、滂沱の涙という感じ。自分でも驚きました。
あの言葉は、「綺麗ね」でも、「綺麗だわ」でも、「綺麗」でも駄目で、
絶対に「綺麗だ」なんだ!
パンフレットにあった、坪内祐三さんと長塚圭史さんの対談が、とても興味深かったです。
おこがましいですが、すごく分かる、と思いました。
あと、そうでなければ、と。背筋が伸びます。

現在発売中の「AERA」の表紙に登場させていただいています。
えー、やろ、びっくりやろ。
立派に撮っていただいて、自分ではないみたい。
インタビューも掲載してくださっているので、
良かったらご覧になってくださいね。