年末年始は、インド・ネパールで過ごしました。
ネパールでは、部屋からヒマラヤが見えるロッジに宿泊、
もう、信じられない景色、なにあれ、
訳もわからず、手を合わせてしまう。
かみさま、と、声に出してしまう。
神々しさの権化です。
どこに行っても見える。
何度見ても驚く。
しかしヒマラヤ山系って、富士山以上の「プライバシーゼロ!」やね。
インドでは、バラナシに滞在、
ガンジズ川の水に触れる。ぬるいなぁ、とか言いながら、
瞬殺で結膜炎に。
SA・SU・GA です!
でも、お腹は壊さず、まさかの2キロ増量、
インドのカレーもチャイもラッシーも、本当に本当に本当に美味しかった。
高名(自称)なホーリーマンに、手相や顔相、インド式ホロスコープを見てもらいました。
「悪いことは言わない」と言っていたのに、
私のことを、
「星に守ってもらえない」「誰にも理解されない」「心が弱い」「実質子供だ」「ものすごく頑固」「心と頭が反対を向いている」「心に火山を持っているため、爆発すると手がつけられない」など、言いたい放題。
あなたの「悪いこと」って、いったいなんですか?
唯一言われた良いことは、「創造的」。
「絵画でもデザインでも執筆でも、何をいくらやっても大丈夫」って言われたよ。
編集者の皆さん、だから私が絵を描いていても、
急に何かをデザインしだしても、許してよね。
2013年も、がんばってがんばって、書くからね。
ヒマラヤ山系の神々しさも、
遺体が焼かれるのも、赤ちゃんの遺体が流されているのも、
路上で人が倒れているのも、牛も、人糞も、犬も、
驚いたけど、でも、想定内の驚きというか、
それは私がユーチューブで見たり、テレビで見たり、
本で読んだり、写真で見たりしていたからで、
だからもう「知識」ってどうなの。
私たちは、どの国に行っても、どの場所に行っても、
「初めて!」と思えることが、少なくなってきているのかもしれない。
本当の「秘境」は、世界にはないのかも。
でも、でも、結膜炎で真っ赤になった目や、
鼻の奥にこびりついて取れないにおいや、
自分の皮膚を撫でた空気や、
舌を刺激したスパイスや、
私の脳みそよりも、きっと私の身体のほうが、
「初めて」を知っていて、それはとても羨ましいことだ。
私より、私の細胞のほうが、まだまだ旅のことを思い出しているのだ。
私は、私の「からだ」がすき。
2013年は巳年、年女です。
年女って、何かあるんですか?
厄年みたいなものですか?
それとも、いいことがある?
ちょっと、分からないです。
厄年の方も、そうでない方も、悪いことがあった方も、みんなみんな、
素敵な一年になりますように。
笑っていられますように。