2013年06月24日

「白いしるし」文庫発売です!

「白いしるし」の文庫が26日、発売になります。
文庫のゲラを直していると、
単行本を書いた当時のことを思い出して、
何度か立ち止まってしまいました。
後退したり、沈黙したり、
色々大変でしたが、その分、大切な大切な作品です。

解説は、栗田有起さん!
ものすごーくものすごーく大きな愛をお持ちの栗田さんに、
主人公、夏目の成長を見てほしくて、お願いしました。
作者である私や夏目だけでなく、
読んでくださったすべての方が救われるような、
優しい、強い解説を書いてくださいました。
私は、本当に幸せです。
表紙もまた、めっっっっっっっっっさ可愛いねん!
自分の文庫やなくても、手に取ると思います。
どうか皆さん、「白いしるし」を、この子を、可愛がってやってください。

まとめてごめんね。
「世界のひとつのプレイブック」「ヒステリア」「愛、アムール」「カルテット!」「嘆きのピエタ」、
「ローマでアモーレ」「華麗なるギャツビー」を見ました。
強烈だったのはやっぱりギドクとハネケ。名前もすごい。
ギャツビーのデカプリオもすごかった!
登場シーンとか、格好よすぎて笑ってしまうほどやった。
見たいもんようさんありすぎますよね。

絶対忘れられないのがハイバイの「て」です。
めっっっっっちゃ良かった。
笑ってばかりいたのに、やっぱり途中から泣けて泣けて仕方なかった。
思い出しても胸が苦しくなります。
DVDでももちろん素晴らしいけど、
現場で見れて、本当に良かったです。

小説で衝撃を受けたのは、
村田沙耶香さんの「しろいろの街の、その骨の白さの」。
苦しくて何度も本を閉じかけたけど、
どうしてもやめられなくて、結局最後まで一気に読んでしまいました。
なんて勇気を与えてくれる物語なんだろう。
同じ時代にいれて、本当に本当に幸せだ。

もうほんまに、ギリギリとか全力以上の力を出して書きたい。
こんな幸せな環境にいて、
たくさんの刺激的な作品に会えて、贅沢すぎる。
私よ、ゆけ! どこかへ!


業務連絡です。
明日から三日間台湾に行って来ます。
メールはつながると思いますが、
お返事は遅くなりますので、ご了承ください。