2013年07月04日

あられもない祈り

島本理生さんの名名名著「あられもない祈り」が文庫になりました!
雑誌「文藝」に掲載されいたのを読んだときから、
内臓の奥のアツイところをすべてもってゆかれ、
つまりものすごい衝撃を受け、ほとんど落ち込み、
でもどうしても読み直さずにはおれなかった物語です。
あらゆる場所で「あられもない祈り」の話をしていたのが担当者さんの耳に入り、
このたび、解説を書かせていただきました。
というか、どうしても書きたかった!
とはいえ、私の拙い言葉では、
「あられもない祈り」のすごさをお伝えすることは難しかったのですが、
でも、熱い気持ちだけは伝わる解説になったと思います。
皆さんどうか読んでください!
(でも余裕があるときに読んだほうがいいですよ!数日ぼんやりしてしまうので・・・)


「考える人」夏号にて、
河合隼雄物語賞の、受賞の言葉を掲載していただいてます。
隣ページは上橋菜穂子さんの選評、嬉しくて、ありがたくて、うずくまりました。
私はこの「言葉」で嘘をついたり、いい加減なことを言ったり、
人を傷つけたりするけれど、
でもやっぱりこの「言葉」で、喜んだり、勇気をもらったり、
背中を押してもらったりするのです。
村上春樹さんの書かれた「河合隼雄さんの思い出」も、
とても面白かった(この言葉で、合ってるのかな?)。
明日は授賞式です。
皆さんにお会いできるのが、本当に楽しみです。