2014年06月04日

文庫 地下の鳩

「地下の鳩」文庫発売です!
単行本のときも素敵な写真でしたが、
文庫の写真も素敵です。
飲み屋街と言いましょうか、
私的には「盛り場」が一番しっくりくるのですが、
そのなんとも退廃的で享楽的でもの悲しい雰囲気が好きで、
(今はきっともうそんなことないのやろうなぁ)
それをなんとか言葉に出来ひんものやろかと。
みんなちょっとずつ嘘ついて、ちょっとずつ無理しています。
愛しい登場人物たち。
帯には、単行本でいただいた又吉直樹さんのお言葉を再び。
本当に、又吉さんには、感謝してもしてもしきれません。

地下の鳩、登場人物たちのようにいっしょうけんめい書きました。
どうかよろしくお願いいたします。

2014年06月12日

大きな感謝をふたつ

「びすこ文庫」座談会に来てくださった皆さま、
本当にありがとうございました!!!!
少人数でじっくりお話するのは初めてでしたし、
皆さんに私の作品を朗読していただけるのも初めてでした。
とても新鮮で、とても嬉しかった。
来ていただけなかった方のメッセージも受け取りました。
皆さんおひとりおひとりに、
力をいただきました。
本当にありがとう!
いただいたもの、大切にしますね。

そして、もうひとつの感謝。
大阪の本屋発行委員会(!)の皆さまが、
「西加奈子と地元の本屋」という本を作ってくださいました!!!!
大阪は、地元の本屋さんのつながりが密接で、
お店を超えて交流なさっています。
(わたしも何度か飲み会に参加させていただきました。
みんな、めっちゃおもろいで)
本屋さんや取次さんや、編集者さんや、
様々な方が集まって、本屋を盛り上げよう!
と発足された「大阪の本屋実行委員会」、
その第一弾?として、
私の本を出してくださったというわけです。
薄い本ですが、
大阪が生んだ天才、津村記久子さんとの対談や、
書店員さんたちの覆面座談会、
40エリアの書店員さんの「なぜかウチでは売れるこの本」、
私の大好きな書店員さん、紀伊国屋書店大阪本店の百々さんによる、
西加奈子の家族との接近日記(笑)など、盛りだくさんです!
(購入した私の母から、さっそく「めっちゃ面白いで!」とメールがきました。
 
 さすが早い。うちがブログ書く前に、どこで情報得てるねん)

こんな本を出していただけるなんて、信じられへん、恐縮すぎ、
私でええのんんかいな、ブルブル震えていましたが、
皆さんの優しさと愛情にお返しするには、
ええ小説書くしかない!ですよね。
言葉を尽くして、これからも小説を書きます。
本屋さんにおける小説の棚を、少しでも広げられるように、
「本に関わってて良かったな」と皆さんに思ってもらえるように、
書きます。書きます。
本当に、本当に、ありがとうございます!
皆さんも、書店でお見かけになった際は、是非手に取ってみてください。
私が背中を押された皆さんの愛情に、触れてください!

2014年06月16日

佐伯ゆう子さん 個展

大倉山の素敵なお店、
BOOK APARTにて、
イラストレーター佐伯ゆう子さんの個展が行われています!
私の著書を読んでくださって、
それにインスパイアされた絵を、
ページの上に描いてくださっているのです。
昨日やっと行くことが出来ましたが、
もう、もう、
本当に本当に素敵です!!!!!!
私は特に「炎上する君」の絵が好き!
感激しました。本当に嬉しい。
似顔絵も描いていただきました。やったー
即刻飾ります。
個展は27日までやっているので、
どうか皆さんお時間あるときは、足をお運びください。
お店も本当に素敵ですよ!
https://ja-jp.facebook.com/mybookapart


ananにて、月イチ連載「世界と日本のわたしたち」掲載です!
今回はドイツのみなさま!!
春にベルリン行ってから高まるドイツ熱、
その炎に酸素を吹き入れてもらいました。
興味深いお話たくさんなので、
是非ご覧になってください!

2014年06月17日

いるか句会へようこそ!

東京マッハでご一緒させていただいた、
俳人堀本裕樹さんが、
句会をテーマにした小説をお書きになりました。
その名も、「いるか句会へようこそ!」
その小説の発売を記念してトークショウが開催されるのですが、
そのお相手を務めさせていただくことになりました。
7月1日(火)19時から、
八重洲ブックセンター本店にて!
無料だそうです!
http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/4057/


雨降かんかったらええなぁ。
皆さま、是非お越しください!

2014年06月20日

脱力

長い長い小説を「一旦」書き上げて、脱力。
この「一旦」から先に、さらに長い長い改稿という作業が待っているのです。
送信するとき、いつも指が震えたり、ものすごく変な顔をするのやけど、
なんかするーっと送信してしまった。無やった。
2日間ほど、家でぐずぐずしているのは、久しぶりのことです。
家中の野掃除をしたり、
猫のブラッシングをしているのやけど、
でも、なんかひやひやしている。
足の裏とか背中とか、つまり遅れて落ち着かなさがやってきた。
本を開いても、映画を見ても、ひやひやしてしまいます。
(「天国の門」の壮大さったら!途中ミュートにしてしもたがな)
そうこうしているうちに、
他作品のゲラが到着(長い長い改稿という作業が待っている)、
数週間のうちに書き上げなければならない小説がポツン、
なかなかに忙しい初夏ですが、
週明けから、がんばろうかしら。

マームとジプシー「かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと」を見た。
マームずっと見たかったのに、
何度か見逃してしまっていて、
だから、すごい久しぶり!と思ったけど、1年も経ってないのよね。
怒涛の勢い、とはマームのためにある言葉よね。
藤田君の頭の中と、マームの役者さんの身体って、
どないなことになっとるのかしら。
マームのマームたる所以、に、夢中になっていたら、
急に「それ」が自分にふりかかってきた。
わたしの家、かえる場所。
演劇はだから不思議。ライブってとても不思議。
自分がどうなるか分からへんものなあ。


今夜22時から、
花澤香菜さんの「オールナイトニッポンGOLD」に出演させていただきます!
花澤さんは、私の小説「さくら」を、
ご自身のアルバム「25」の「花びら」という曲で、
朗読してくださっているのです。
嬉しいなぁ。

そして明日は、下北沢タウンホールにて、
「共感百景」に出演させていただきます!
今回も素敵な方ばっかりや!
皆さまよろしくお願いいたします。