2015年03月13日

ご紹介した本

事後報告になりましたが・・・
本日の「あさイチ」プレミアムトークに出演させていただきました!
井ノ原さん、有働さん、
本当に本当にお優しくて、めちゃくちゃ面白かった・・・!
信頼しあっているおふたりに、遊ばせてもらったという感じです。

番組最後にご紹介した本3冊ですが、
時間がなくなってしまって書影だけのご紹介になったので、
改めて書きますね。

「問いのない答え」長嶋有
「アニバーサリー」窪美澄
「あるときの物語」ルース・オゼキ

それぞれの「あの日」や「あの日の前」、
そして「あの日以降」があります。
この三冊は、絶対に違う「それぞれ」を、
すべて抱きしめようとしてくれている作品です。
しかも「大きな手」ではなく、人間の手で。
作品全体で全力で態度を表明してくれてはいますが、
決して読者にそれを強制しない、優しくて、
でも、強い強い作品です。

奇跡みたいに幸せだった「僕らの時代」でご紹介した本は、

「半分登った黄色い太陽」チママンダ・ンゴズイ・アディーチェ

尊敬してやまない同じ年の作家です。
彼女の「アメリカにいる、きみ」という短編集も素晴らしいです。

楽しすぎてあっという間だった「爆笑問題の日曜サンデー」でご紹介した本は、
(太田さんの「文明の子」が素晴らしくて、
 こんな素敵な小説をお書きになるなら、
 絶対にこの三冊も好きにちがいない!と、プレゼントしたものです!)

「教団X」中村文則
「マダム・キュリーと朝食を」小林エリカ
「論理と感性は相反しない」山崎ナオコーラ

今読まれるべき小説です。
小説はこんなに力があって、こんなに自由なんです!
みなさんお読みになって、是非びっくりしてください!!!



2015年03月27日

う、う、うっかり・・・

怒涛の数ヶ月を過ごしております、
たくさんの素晴らしい方とお会いして、
たくさんの素敵な気持ちをいただいて、
家での私は呆けておりまして、
日時の感覚がものすごく阿呆になっていて、
遅すぎる告知はだから私しか悪くないのです・・・

資生堂のトークイベントBINOBAに出させていただきます!
あ、明日やねん・・・。
高橋源一郎さんと筑摩書房の山本充さんという、
最高に楽しみな会でしたのに、
私のうっかりで募集は終了してしまいました。
ごめんなさい・・・!
また感想をこちらで書かせていただきます。
来てくださる方、お会いできますのを楽しみにしています。

「ブログ楽しみにしています!」とおっしゃってくださる
方にもお会いしたのに・・・
ほんましゅくしゅくと生きていたら、
うっかり色々なものから遠のきますね。

忘れないうちに!
4月18日15時から、
北沢タウンホールで行われる「共感百景」に出演させていただきます!
ぎゃー楽しみです!!

取材してくださった雑誌などが続々発売されています。
きちんと追えてなくてごめんなさい。
ほんまにきちんとします!
紙面ごしに皆さんにお会い出来ますことを楽しみにしています。




2015年03月31日

うどうるいふきふきのとう

ものすごく前、このブログで「うるいが美味しい」と書いたのですが、
(多分一年前の春!何故ならうるいが春の食べ物だから)
最近食べたうども美味しい・・・
ただ切ってお酒とお醤油で炒めただけなのに・・・
立ったまま味見して、そのまま全部食べてしまいそうになるほど美味しい!
ちょっと苦味があってしゃきっとして、
なんていうか大人の味やなぁ・・・。
しかし春野菜はどうしてひらがなが多いのだろう。
うど、うるい、ふき、ふきのとう。
こうやって書くとおまじないみたいやね!
うどうるいふきふきのとう!

「&Premium」連載、「会ったらこんな人だった」、
今回は平野レミさんです!!!
レミさん、最高にキュートでした・・・!
すでに連載も四回目。
第二回、第三回の告知をしなさいよどうして忘れるのよ私、
第二回は藤竜也さん、第三回は古田新太さんだったのです、
おふたりとも「なんと!」てつく方なのに、もう、私のばか!
もしバックナンバーなどお取り寄せされましたら、
どうぞご覧ください。

「OGGI」5月号にて、4ページ!のロングインタビューを
掲載してくださっています!!
我が家を素敵に撮影してくださって、とても嬉しい。

「WEB本の話」でも、ロングインタビューを掲載してくださっています。
聞き手は我らが瀧井朝世さん!

久しぶりに走ったら、素晴らしい景色に出逢えた。
いつかエッセイに書こう!と思う自分あさましいけど許す!
だってめっちゃ素敵な景色やったのやもの。
春はたくさんの人に出逢えるけど、
景色にも出会える。
目をぎんぎんに見開いて生きる。

2015年04月06日

喜び、ザマレク

バタバタが落ち着いたので、
色んな方がお祝い会を開いてくれる。
本当に本当に嬉しい。

昨日は昔からの仲間がたくさん、
本当にたくさん集まってくれて、
様々なサプライズ、驚きと嬉しみの声をあげっぱなし、
何年ぶりやろか思い出せないカラオケへまで行き、
笑いすぎて楽しすぎて声が枯れ、
スマートフォンで昨日の写真を見て落涙、
こんな嬉しい春がありがたく、
ありがたく、
猫をずっと撫でている午後。

同じ午後知ったニュースはザマレクの爆破テロで、
あの橋は私も知っていて、
通ったこともあって、ああナイル川は広くって、
胸が苦しく、苦しく、
でも、喜ぶ私と苦しむ私は矛盾せず、
私のからだは私のもので、
だからこの一瞬を、
大切にしようと思う。
私と家族と、友達を大切にしよう。
絶対に絶対に大切にしよう。

撫でた猫の心臓が鳴っている。
きちんと生きている。

2015年04月09日

鹿の王

2015年度の本屋大賞授賞式に行ってきました!
本屋さんの本への想いが詰まった時間、空間、
実際お会いした皆さん、
「本が好きでたまらない!」て感じ、
お礼を言ってくださる方もいたけど、
私こそ大きな力をいただきました。
本当にありがとう。
いただいたPOP、大切にします。

1位は上橋菜穂子さんの「鹿の王」!!!!!!!!!
絶対に上橋さんにしか書けない物語です。
どうして物語が必要なのか。
どうして私たちは生きているのか。
上橋さんの筆致はどこまでも力強く、
どこまでも厳しく、でも何より絶対に絶対に優しいのです。
本屋大賞はとても影響力のある賞です。
普段本をお読みでない方も手に取られることになると思います。
上下巻に怯む方もいらっしゃるかもしれませんが、
あの長さは絶対に絶対に必要なのです。
どうか最後まで読んでください。
もちろんフィクションではありますが、
これは「わたしたちの物語」でもあります。
日本だけではなく、世界中の方に読まれますように。
世界中の方に勇気を与えますように。