2010年10月28日

ダイオウイカは知らないでしょう

ananにて、一年半の連載を続けていた、
せきしろさんとの「短歌上等!」が書籍になりました。
タイトルは、「ダイオウイカは知らないでしょう」。
装丁が素敵すぎますね。
クリムトゴールドと100%ORANGEさんのキュートなイラスト。
ぜひカバーもはずしてみてください。すてきー。
読み返してみると、いろいろなことを思い出します。
本当に、豪華な方々に来ていただいて、
それがきっかけで仲良くさせていただいている方もいて、
本当に嬉しい、公私混同、許して。
楽しい、あっというまの一年半でした。
短歌が好きな方も、そうでない方も、是非お手にとってください。
なんかいも言うけどすてきー。

青土社「ユリイカ」11月号 猫特集にて、
角田光代さんと猫対談をさせていただいています。
楽しかったー。
角田さんちの猫やんは、トトちゃんと言います。
滅茶苦茶かわいかったー。
終始、「お前誰」と言っていました。
猫には、ずっと上から見ててほしい。

対談で、「自分が選ぶのではなく、必然的に出会いたい」というようなことを言っていたら、
子猫を拾いました。二か月くらいだそうですが、小さい。痩せている。
下痢がひどく、予断を許さない状況ですが、
落ち着いたら登場してもらいます。
とりあえず、彼は生きる気満々です。
がんばれ。お前まじで格好いいぞ。生きてくれ。

2010年11月08日

青森の話

以前行った青森の話、
短編として、小学館「STORYBOX JAPAN 青森へ」に掲載されました。
タイトルは、「泣く女」。
どの作品もそうですが、主人公の男の子ふたりが大好き。
なんやろう男の子って、やはり、キュートだ。
産まれて初めて買ったCDは「スタンドバイミー」のサントラでした。
他の作家たちも、それぞれの青森を描いています。
同じ場所でも、これほど違った物語が産まれるのか!!
やっぱり小説って面白いなぁ、と、改めて思います。

ダヴィンチ12月号「合流注意」掲載です。
イラストは、日常私の周りにあるものを描いています。
改めてじっくり見ると、なんかおかしくなってくる。
これって何? て思う。
字を書いていて、たまに、「これ、この字って、これで合ってたっけ?おかしくない?}
と思うのと似ています。
一番「これって?」てなるのは、「ピンク」です。「ピンク」って何なん?

UPLINKからでている、今泉力哉さん監督「最低」のDVDに、
コメントを寄せさせていただいています。
「最低」「微温」「足手」の三作品です。全部同じ部屋で、光がすごくきれい。
だが男がほんまに最低やねんー。撮るのん勇気いると思う。

子猫、元気になりました。
今私の足の指を全力でかじっています。

2010年12月18日

ブラジリアン年末

*anan「かなわぬ恋」特集にて、12月20日発売の新刊「白いしるし」に絡め、
「かなわぬ恋」についてのインタビュー掲載です。
イラストも描かせていただきました。線画できらきら。嬉しい。
いうて告知遅いかったから、ananは次の号が発売になってしまう。
なんと週刊誌なんですよね、すごい!

*集英社文庫、加藤千恵さんの小説「さよならの余熱」に解説を描かせていただきました。
いつも、解説は難しくて、でも、全力で愛情をぶつけるしかないなと思っています。
「さよならの余熱」、とても面白いです。せつなくて真実です。

「モネとジヴェルニーの画家たち」を見に行く。
今の私は、あんなまっとうに美しい景色のところに住んだら溶けてしまうと思いました。
モネは、なんでやっぱり睡蓮がいいのやろう、と思いながら、じっと見ていましたが、
わからない。

友人と寿司を食べに行きました。
友人に教えてもらったお寿司屋さんが最高やった、
滅茶苦茶美味しいし、なのにとても安いし、白木のカウンターで、
大人になったなぁと思います(竜馬が死んだ年)。
その友人がブラジリアンワックスをした、という話を聞く。
「つるっつるになるのよ!」
生々しい食事の後に生々しい話に盛り上がります。
友人は目を剥いて話していて、小さい動物みたいで、小さなエサをあげたくなった。
かわいい。でも言うと怒る。
タクシーで帰ろうとするも全然捕まらないし、乗り場には長蛇の列、
年末の金曜日という感じです。
行列を横目に見つつ、迎車を頼んで余裕の帰宅。
大人になったなぁと思います(竜馬が死んだ年)。

12月20日、新潮社より「白いしるし」発売です!
発売日、私は人間ドックです。

2010年12月20日

「白いしるし」と「窓の魚」

「白いしるし」20日の発売やと思いこみ、
書店をこっそりまわったのですが無く、
こっそり担当編集者にメールをしたら、
22日だと言われ「あっ・・・」と声を出す。
22日の発売です。
すみません、明日自分を殴っておきますね。

「白いしるし」、私的に初めての「恋愛小説」だと思います。
白い装丁が美しい。
装画と扉絵を描かせていただきました。
読んでくださったら嬉しいです。どうか。
その「白いしるし」について、新潮社の「波」というPR誌で、
栗田有起さんに書評を書いていただきました。
どうしても栗田さんに読んでいただきたくて、
読んでいただいて、
それだけでも贅沢なのに、書評まで。
読んでて、涙が出ました。背中を押していただきました。

そして、24日には、同じく新潮社から、文庫「窓の魚」が発売です。
(これは間違いありません)
解説は、中村文則さんにお願いしました。
私は、中村君は、文芸の中でも、世界中でも、
指折りの素晴らしい人間やと思っています。
めっちゃ立派やのに、優しくて、謙虚で、面白い。
本当にありがとう。

「白いしるし」と、「窓の魚」を、どうかよろしくお願いします。

2011年02月21日

中国では新年

相当遅れての新年会ラッシュです。
Gスピリッツ佐々木さんのはからいで、
原悦生さんとタッカンマリを食べ、ジャーマン式でビールを飲むことができました。
原さんは、カール・ゴッチとジャーマン飲みをしたことがあるそうです。
ということは、間接的に私もカール・ゴッチと!!!

西麻布新世界、こだま和文ワンマン。
ステージでこだまさんが、
「言いたいことは、いつも言えないまま、時間が終わる」とおっしゃっていて、
それってこだまさんを表している言葉だなぁと思いました。
私はなんでもべらべら話す。

横浜バンクアートで、「A Woman is a woman is a waoman」を見る。
小林エリカちゃんと指輪ホテルの「CANDIES 2011 chapter 1 kitty」、
エリカちゃんのお父様の日記の言葉にぐっときました。
真っ白の下着を着て、ボールを追う女の子たちが、眩しかった。
指輪ホテル「洪水〜Massive Water」」、
真珠子「アニメ紙芝居活弁」
ダンス企画おやつテーブル「おやつ、と聞くだけで心は躍る。できればおやつだけ食べて生きてゆきたい。」
よっつのパフォーマンスを順番に見ていくのですが、
あっという間でした。ずっと見ていたかった。
あと、絵だけは存じ上げていた真珠子さんの天才ぶりに度肝を抜かれました。

*「OZmagazine」カフェ特集に「虎子食堂」を紹介しました。
*「美人百花」3月号に、「白いしるし」インタビュー掲載です。
*「SWITCHvol29」、太宰治の10冊について話しました。 
  そしてSWITCHのWEBにて、「白いしるし」インタビュー掲載していただいています。