2016年04月08日

年々

年々桜を好きになっている。
若い頃はこんな執着していなかったのに、
桜並木を見つけようものなら「あの下を歩きたい!」と
歩くために走り出すという始末、
それって「死」にちかづいているからなのかな。
若い頃は桜よりも心惹かれることがもっとあったのかな。
桜きれい、まじきれい。
雨が降ると風が吹くと泣きそうになる、「散るやんけ!」、
でも、桜の木にしたら「桜の花だけが私じゃないのよ」てなもんよね。
桜ありがとう。

本日夜23時半からBSジャパンの新番組「ご本出しときますね?」が始まるよ!!!
司会は若林さんやで!!!初回ゲストとして朝井リョウ君と出演させていただきました。
やったー!!!
もう収録は終えましたが、最高に楽しかった、正直テレビってことを忘れた。
みなさんぜひぜひご覧になってくださいね。
次回以降もめっちゃ楽しいよ!私全部録画するつもり。

「CREA」5月号の特集、「人生に大事なもの3つ」にて、
しんどいときに見ると勇気が出るプロレス名場面を、3試合紹介させていただいています。
興奮して喋りすぎちった、えへへ。
本当に本当に勇気をくれるプロレス、本当にありがとう。
来週はBASARAみにゆくで!
そういえば木高イサミ選手って、桜みたいだ。



2016年04月22日

山のように

お伝えしたいことは山のようにあったのに、
なんだか怖気づいてオロオロしているうちに日が経つ、私は本当に弱虫だ。
立派な人間のような顔をして過ごす時間が増えてきて、
でも「自分は弱虫だ」ということを自覚して生きたい。
全力以上で書きます。

お知らせがたくさんあります。

片山恭一さんの新刊「なにもないことが多すぎる」、
装画を担当させていただきました!!!!!
自著以外の本の装画は初めてです!!
担当編集者Iさんが、私の「きらら」装画の中で、
提出したときからずっと「目が・・・!この目がぁ・・・!」とおののいてくれていた
(その姿を見て私もおののきました)アリクイです。
こうやって見ると、確かに「目が・・・!この目がぁ・・・」です。
本当に本当に光栄!
本屋さんで目が合った方、ぜひお手に取ってください。
そして今月の「きらら」表紙はラフレシアです!
すごいやろラフレシア。描きながらにおいを想像して、なんだか鼻声になりました。

連載あとふたつのお知らせ。
PR誌「ちくま」5月号、「いちご」第二回掲載です。
「&Premium」6月号、「会ったらこんな人だった」は、長塚圭史さん!!!!!
舞台の大ファンの私ですが、ご本人の大ファンにもなりました。

文庫「30代が作家が選ぶ太宰治」に参加させていただいています。
参加作家は7名、それぞれの個性が出ていて楽しい、
そしてすべての作家の「好き」に応え上回る太宰は天才。嫌んなるくらい天才。
彼が亡くなった年と私は今同じ年で、あと一ヶ月もしないうちに年上になる。
太宰は自分が弱虫であることを、いつもきちんと理解している人だったと思う。

文庫「地下の鳩」が、夏の青春フェアに合わせ、スペシャルな装丁になっています。
蜷川実花さんのお写真!!!!!素敵!!!!
キッチュな実花さん作品ももちろん大好きだけど、
しっとり静かな実花さん作品が私は大好きです。
新しくおめかしした「地下の鳩」どうか手に取ってご覧になってください!!

2016年04月26日

働く女性とエトガル・ケレット

毎日異様に眠いのは春のせいだと言い訳をして猫にメンチ切られる毎日、
悪くない、どころか幸せすぎてメンチ切り返すで。

ELLE 主催の素敵なイベント、「ウーマン イン ソサエティ」に登壇させていただきます!!!
6月18日(土)15時50分から、場所はロッポンギヒルズ49階アカデミーヒルズです。
対談のお相手は朝井リョウさん!!やったー、めっちゃ楽しそうー!!!!
働く女性を応援するイベントということで、お互いの「仕事感」などを話したいなぁと思ってます。
普段そんなん話すことないから、本当に楽しみやでしかし・・・!
詳しくはこちらで。
素敵なイベントばかりですね。
雨降っても大丈夫、みなさんぜひ足をお運びください!!!

2014年の国際文芸フェスティバルで拝見拝聴して、
すっかりファンになってしまったエトガル・ケレットさんの新作、
「あの素晴らしき七年」が発売されます!!!!
傑作短編集「突然ノックの音が」と違い、これはエッセイ集なのですが、
もうどれもきちんとものすごく短編、本当に面白いです。
新潮社のPR誌「波」に書評を書かせていただきました。
イスラエルでユダヤ人として生きること、私たちにはまったく想像できないけれど、
でも、その経験を身近なものとして触れさせてくれるのが文学。
ありがとう言葉。
がんばれ言葉。

2016年05月18日

39歳やで

お久しぶりの更新になりました。
5月に入り、あったかくなったなぁ言うてるうちに39歳になっていました。
30代最後の年、と言いますが、なんやろか、思ったほど気負いもなく、
年々誕生日が「しれー」と過ぎるような気がします。
10代20代のときはひとつ年を取るのは一大事やったのに、
今はただ一年生きている、という感じ、で、めっちゃ心地よい。
この一年もきっと素敵なんやろうという謎の自信だけあり、
苦しさを苦しさのまま受け止めて、嬉しさを嬉しさのまま受け止めて、
つまりあれや、素直や、SUNAO!そしてNOW!
「今」を「今」として全身全霊で受け止める所存やで!
白髪が増え、皺も増え、あのシミというやつにも出会い(ハロー!)、
日々書いて書いての毎日ですが、「今」にじっくり浸っていると、
不思議なことに心は透き通ってくるのです。
ほんで透き通った先の「今」の気持ちですが、夢路いとしさんみたいになりたいです。
言葉を発するだけで空気がやらかい、おもろい。
皆さま半分過ぎた5月というやつを、どうか健やかにお過ごしください!

2016年05月23日

ミルハウザーって本当におるねんで

大好きな「エドゥイン・マルハウス」の文庫に、
もじもじしながら推薦コメントを書かせていただきました私ですが、
あのね、ミルハウザーって本当にいるねんで!
もちろん新刊が出続けている方だから実在するのは当然なのだけど、
当然なはずなのだけど、なんか信じられないの。
そんなミルハウザーさんが生で朗読しはるいうから飛びついて行ったら、
「ほんまにおった!!!」
まるで彼自身の小説に出てきそうな方だった、素敵すぎた。
柴田元幸さんの翻訳の朗読も、いつも以上にパワフルで、
あの会場そのものがミルハウザー作品のような、
不思議だけど信じられる何かが生まれるような、そんな土曜日。
の、翌日は日曜日で、毎年やっている5月産まれの友人たちによる、
自作自演誕生日会、が、また楽しすぎて、なんやろ週末だけで健康になった。
あのね、それで貸し切りにしてもろた、友人が腕をふるっている、
「庭つ鶏」というお店は五反田にありましてね、
ほんまに美味しくて素敵やからね、是非行ってみてください。
めっちゃ人気店やからね、要予約やで!

「&Premium」7月号、連載「会ったらこんな人だった」は、
棚橋弘至さんです!!!!!!!!!!
棚橋さんとお会いしたのは、もう一年前になるのだけど、
対面したときの「大きさ」は、今でも忘れられません。
棚橋さんのその「大きさ」について書きました。

「ちくま」6月号、連載「おまじない」、今回は「いちご」の三話目であります。
前回も書きましたが、私この短編ものすごく好きなんです。
短編修業ということで始めさせてもらった連載ですが、
しんどいきついでも楽しい!好き!という実のある恋愛みたいになっています。

「きらら」6月号、表紙はパンダです!!!!!
いろんな意味で、パンダめー!パンダめー!
そう思いながら描きました。
出来上がったものを見ると、ブータンで会った高僧に似ていました。