2018年09月09日

ラカグに来てくださった皆様

ありがとうございました!!!!
岸本佐知子さんと対談なんて、昔の私に言うても信じないと思います。
本当に楽しかった、岸本さん最高!
皆さんにも楽しんでいただけたなら嬉しいです。
ミランダ・ジュライ「最初の悪い男」紛れもない大傑作です!!
タイトルがどのようにつけられたかだけでも知ったら鳥肌立ちます。
どうかどうか皆さんお読みください!!!!!

ananは「熱狂の現場」特集、
わたしはチャットモンチーの武道館らストライプのことを書かせていただきました。
今思い出しても全身の血液が前進するような体験でした。
チャットモンチー、本当に本当にありがとう。
ずっと私たちを生かし続けてください。

「新潮」10月号では、村田沙耶香さんと対談させていただいています。
新作「地球星人」について、彼女の創作について。
みんな大好きさやかを独り占めして申し訳ない気持ちでいっぱいですが・・・
それ以上に楽しく、脳みそが開いた時間でした!

ここ数日、凄まじい舞台を立て続けに見て、
まだその興奮の余韻の中で日々を過ごしています。
この興奮が消えないうちにその想いを書きたいのですが、
今子供がバナナでぐちゃぐちゃになった手でキーボードを勝手に叩いて、
画面も私も「ああんけxsりううsふいいいいいgあああああああああ!!!!」みたいになっているので、
落ち着いたら書かせていただきます!!

2018年09月12日

興奮気味に感想を

8月末からの私の脳みその開きっぷりはすごくて、
それもこれもみんな信頼できる表現者の方たちのおかげなのやけど、
まずハイバイの「夫婦」、は、もう、ずっと苦しくて、怖くって、奇妙で、
どのシーンも全てもちろん必要でふに落ちて、最後はやっぱり笑いながら泣きました。
その人は一人やけど、その人の「思われ方」や「振る舞い」はひとつじゃないということ、
つまり人間は多面的だということが、役者さんが様々な役をやることそれ自体で体感できたし、
身内の人間、特に「お父さん」とか「お母さん」という「 」に入れてた人間が、
私たちと同じように生きて息をして恋をして誰かをめためたに傷つけて疲弊して怖がって後悔して、
ということに驚いたあの瞬間をすごく強烈なやり方で思い知った。

ガンびらきの脳で丸藤正道20周年興行「飛翔」へ、丸藤、丸藤、丸藤!
一緒に行ったノア極ファンの友人は丸藤とヒデオが向かい合っただけで号泣していた、そしてそんな人がいっぱいいた。
会場の雰囲気を全部持って行ったイケメン二郎もすごいし、立ってるだけでおそろしい秋山もすごいし、
愛を叫んでいた男色ディーノもすごい、プロレスこそダイヴァーシティ、犬種より豊富やない?
私はディーノにサインしてもろた、ぎゃあ!カマシ以来のサイン、なにこれ!宝物が二つ!

いよいよあかん、ちょっと落ち着いたろかしら、と思っていたところ急遽見に行った、
見に、行って、しまった、ELEVEN PLAYの「discrete figures」!!!!
「!」がいくつあっても足りないくらいの衝撃体験やった、大げさではなく人生が変わった。
「身体表現と数学という行為、そして数学によって生み出された身体と生身の身体の関わりについて描いたダンス作品である」
と、真鍋大度さんが仰っている、AI、機械学習を通じた、未知のダンス表現への挑戦、である舞台、ということで、
正直ワクワク半分緊張半分で、それというのも、私はAIとかそれにまつわる発達を「こわい」と思っていて、
どうして「こわい」のか理由も説明出来ひんくせに「ほら、あれよ、人は生身の人間とぶつかり合ってこその、あれよ!」
みたいな、説得力も愛もないことを言って白目で口笛を吹いていたような輩で、
でもあの日みた舞台は、そんな私の白目をしっかり黒目にしてくれためっちゃ泣いた。
それはもう美しい、美しい、愛に溢れた景色だった。
生身とメタリックは対立しないし、命とテクノロジーも対立しないし、アナログとデジタルも対立しない。
対立するんやないのん?と思う気持ちが対立を生んでいるだけで、
創作に関する真摯な気持ちと愛、愛があればなにも対立しない、全てが共存共生できる。絶対に出来ると泣きながら思った。
だってそれを今目の前で見てる!
なんかもう、マクロとミクロが同じ場所にある、誰かの(きっとMIKIKOさんの?そして大度さんの?それとも他の誰かの?)体内を見ている、生まれる瞬間を見ている、
その気持ちが曼荼羅みたいで経典みたいで、そうやねもう宗教体験のようだった。
こんなに美しい気持ちをくれた。
そういえば数学者の方や数学科出身の方にお会いしたら、みんな口を揃えて「美しさに惹かれた」と仰っていたっけ。
美しいものを全力で差し出してくれる人は尊い。本当にすごい。
私はこの気持ちを一生忘れない。




2018年10月01日

きらめき

遅めの夏休みをいただいて、諸々のことが滞っておりました。
(休みって休み中も休みやし、リカバリーの時間もほとんど休みやんね、私だけですか?)
気合いを明後日あたりから入れようかな、などとほざいていたある夜、
ベッドに入ったらなんかもう色々なひらめきがきらめいて眠れないほどになりまして、
いやいやこれはちょっと夜中に書いたラブレター的なあれやから朝になったら落ち着いているやろう、
どうどう、と、寝かしたひらめきが朝になってもきらめいていて、これは何なのだろう。
色々思い返すのですが、特別なにかが起こった1日でもなくて、再生不可能。
なんかプレゼントみたいな日やったのかな。

10月7日(日)、「ボクらの時代」に出演させていただきます!!!!
大好きな山里亮太さん!大好きな若林正恭さん!
カメラは回っていたけれど、夢中でお話しして、笑って、熱くなって、
それこそプレゼントのような時間でした。
ぜひご覧になってください!

2018年10月22日

後手後手

使い方が合っているのか、いろんな登場情報が後手後手、ごめんなさい。
「ラジオビバリー昼ズ」に出演させていただき、
「おやすみ日本 眠いいね!」に出演させていただき、
(どちらも生放送でドキドキ、でもそれはそれはもう楽しくって!!!)
「BRUTUS」では心を解放する本を10冊紹介させていただきました。
詳しくは本誌をご覧になっていただくとして、(まだ間に合うかな・・・)
私がご紹介させていただいたのは、次の10冊です。
テーマは「世界を新しい目で見る」

「世界と僕の間に」タナハシ・コーツ
「くまちゃん」角田光代
「TIMELESS」朝吹真理子
「男も女もみんなフェミニストでなきゃ」チママンダ・ンゴズイ・アディーチェ
「棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか」棚橋弘至
「奇跡の大地」ヤア・ジャシ
「HHhH プラハ、1942年」ローラン・ビネ
「極夜行」角幡唯介
「偽姉妹」山崎ナオコーラ
「ひとりの体で」ジョン・アーヴィング

我ながら最高のラインナップです。
こうやって改めて書くだけでワクワクさせてくれる本たち、
本当にありがとう!

2018年11月12日

シャルジャ

シャルジャ ブックフェアに行ってまいりました!
UAE!!ドバイから車で40分くらいの街です。
世界で3番目に来場者数の大きなブックフェアらしくって、
(1位はフランクフルト、2位はインドのどこからしい、どっちも行きたい)
確かにもうそれはそれはたっっっっっっくさんの人が来ていました。
「こんなにたくさんの人が本を求めに・・・?」て思うだけでぐっときたし、
たくさんの本を愛する人に会えたことも胸が熱かった。
私はパネルディスカッションでシリア人作家のfadi azzamさん、翻訳家で作家の桶谷省吾さん、
作家の岸田直子さん(ハムダなおこさんというお名前で本を出されています)とお話しさせていただきました。
短い時間でしたが、本当にテーマである「壁を越える」を実感することが出来ました。
皆さんの真摯な姿勢と意思に、登壇しながらも感動していました。
ジャーナリズムももちろん大切、でもジャーナリズムが取りこぼしたものものを拾って、
咀嚼して、塾考して、物語の力を加えて丁寧に差し出すのが文学なのではないだろうか。
fadiさんのご著書である「sarmada」、いつか原文で拝読したいです。
(英語力の壊滅的な乏しさを痛感する道行でもありました・・・)
以下はthe newyorker の書評です。

現地の学校を訪問したり(英語でスピーチしてくれと言われ、まじドタバタしましたが)、
みんなで砂漠ツアーに出かけて星を見たり、
トム・クルーズさまが駆け下りたブルジュ・ハリファを見学したり、
オールドスークでアザーンを聞いたり、昔父が住んでいたホテルを再訪したり、
それも息子を連れて行っていたので(1歳の息子、飛行機内で怪獣化)、なんだかもう感慨しかなかった。
世界中のブックフェアに行きたい。
世界中の本に会いたい。