東京セレソンデラックス「傷 KIZU」を観にゆきました。
叫ぶ人、踊り、踊り、ガーッて顔、女の子のふくらはぎの筋肉。
男の友情である。
話は全然違うし、あんなに絶望的ではないけれど、
「ミスティックリバー」を思い出しました。
男の友情である。
男の友情、という言葉がなんともアレですが、
私はその近辺にめっぽう弱く、たとえば竜馬とか四十七士とか、
そして弁慶と義経とか。
あたかの関の勧進帳のくだりに至っては、母の物まねだけで涙、
で、奇跡のように海老蔵と団十郎の「勧進帳」を観る。
海老蔵初めて見た、あんな綺麗な人がおるのんかと、驚愕しました。
「勧進帳」で涙、そのあと見た「鏡獅子」で鳥肌が立った、
内ももから首筋までずわわわわわわ、やて。
体が驚いていた、ほんまにすごかった。
それからなんとなく歌舞伎っぽい語り口になりがち。
発見しましたが、
なでしこJAPAN沢選手のお母さんは、
歌舞伎の女形の声です。
ABC本店、山崎ナオコーラちゃんと穂村弘さんのトーク。
真剣でキュートなふたりが、真剣でキュートな対談。
直子ちゃんの「友達がいればおばあちゃんになっても書いてゆける」という言葉、
穂村さんの「男友達のチャンピオンが彼氏なんじゃないの?」にガンっとやられました。
思えば、穂村さんにキュンときたのは、
直子ちゃんと穂村さんのやりとりを聞いたからだった。
直子ちゃんとふたりで赤ワインを飲む。幸せだ。
小林エリカちゃん「親愛なるキティーたちへ」一気読み、
涙が出た。
本当に素晴らしい本、物語、日記、名付けられない文章。
エリカちゃんは「勇敢な少女」で、
そんなエリカちゃんそのものの。
この本を持って旅に出たい。
きっとエリカちゃんは笑いながら背中を押してくれる。
*集英社「青春と読書」にて、
海猫沢めろん君の新刊「ニコニコ時給800円」について対談させてもらっています。
めっちゃ面白いの、めろん君自身も面白いの。是非読んでみてください。
2011年07月27日
エイミー・ワインハウス
歌っているときの、ぼんやりした顔が、
小さな子供みたいやったなぁ。
天使の声といわれていたようだけど、
儚いとか美しいとかそういう要素はなく、
ふてぶてしくて、怒っていて、自由で、
それこそが天使の声なのだと思います、つまりやっぱり子供なの。
「TEARS DRY ON THEIR OWN」をアイポッドに入れて、
そればかり繰り返して、環七などを歩くと、それはそれは勇ましい気持ちになりました。
エイミー、そない知らんけど、死ぬのはあかん。
「うつくしい人」文庫、幻冬舎より発売です!!!
またもや・・・・、恐ろしいほどすてきな本になりました。
装画は、小林エリカちゃん!
「親愛なるキティーたちへ」の興奮冷めやらぬ中、
こんな贅沢が許されるなんて、本当に幸せです。
エリカちゃんらしい、儚くて、でも、強い女の子たち。
巻末対談は、ともさかりえさん!
相変わらず、面白くて、色っぽくて、うつくしいともさかさん。
一言一言、言葉を選んで、真摯に、お話してくれる、
空気とか呼吸とか、視線とか、決しておろそかにしない人です。
つまりとにかく、本当に贅沢な文庫になりました。
あなたが誰かの「うつくしい人」でありますように。
鬼子母神のブックイベントへ遊びにゆきました。
書店員さんて、本当に本を愛しているのやな。
もしかしたら、作家より愛しているのかも。
本屋に行って、自分が書いた本を、書店員さんが持っているのを見ると、
胸をつかれる。
阿佐ヶ谷スパイダース「荒野に立つ」を観にゆく。
台詞が全部面白かった、小説→文章→言葉、
成り立ちまでさかのぼって作られているようだった。
言葉は声に出したとたん、消えてなくなるのに、
誰も言葉そのものを見たことはないのに、
どうしてあんなに残るのだろう。
私たちはそれを「文字」にして、残そうとしている。
それってどういう欲求なのだろう。
*「芸術新潮」連載 ミュージック三昧、でででで、DETERMINATIONSのことを書きました。
特集は空海だ!
*「anan」エッセイ「きいろい気持ち」、みんな大好きデートについて書きました。
小さな子供みたいやったなぁ。
天使の声といわれていたようだけど、
儚いとか美しいとかそういう要素はなく、
ふてぶてしくて、怒っていて、自由で、
それこそが天使の声なのだと思います、つまりやっぱり子供なの。
「TEARS DRY ON THEIR OWN」をアイポッドに入れて、
そればかり繰り返して、環七などを歩くと、それはそれは勇ましい気持ちになりました。
エイミー、そない知らんけど、死ぬのはあかん。
「うつくしい人」文庫、幻冬舎より発売です!!!
またもや・・・・、恐ろしいほどすてきな本になりました。
装画は、小林エリカちゃん!
「親愛なるキティーたちへ」の興奮冷めやらぬ中、
こんな贅沢が許されるなんて、本当に幸せです。
エリカちゃんらしい、儚くて、でも、強い女の子たち。
巻末対談は、ともさかりえさん!
相変わらず、面白くて、色っぽくて、うつくしいともさかさん。
一言一言、言葉を選んで、真摯に、お話してくれる、
空気とか呼吸とか、視線とか、決しておろそかにしない人です。
つまりとにかく、本当に贅沢な文庫になりました。
あなたが誰かの「うつくしい人」でありますように。
鬼子母神のブックイベントへ遊びにゆきました。
書店員さんて、本当に本を愛しているのやな。
もしかしたら、作家より愛しているのかも。
本屋に行って、自分が書いた本を、書店員さんが持っているのを見ると、
胸をつかれる。
阿佐ヶ谷スパイダース「荒野に立つ」を観にゆく。
台詞が全部面白かった、小説→文章→言葉、
成り立ちまでさかのぼって作られているようだった。
言葉は声に出したとたん、消えてなくなるのに、
誰も言葉そのものを見たことはないのに、
どうしてあんなに残るのだろう。
私たちはそれを「文字」にして、残そうとしている。
それってどういう欲求なのだろう。
*「芸術新潮」連載 ミュージック三昧、でででで、DETERMINATIONSのことを書きました。
特集は空海だ!
*「anan」エッセイ「きいろい気持ち」、みんな大好きデートについて書きました。
一日に二度も
一日に二度も、しかも数分後にブログを書くのは初めてです。
でも、記事投稿いうやつをして、どっこい書いたわよとくつろぎ、
でも胃からしたのあたりがむずむずしてて、
そやめっちゃおもろい映画見たやん!!
思い出しました。
「EXIT THROUGH THE GIFT SHOP」
めっちゃ面白かった、めっちゃ笑った。
劇場がもうちょっとラフやったら、爆笑していました。
BANKSYいう人かっこよすぎ、
MBWかっこわるすぎ、素直素直阿呆素直素直素直、
ドキュメンタリーって現実を超えて面白くなるって聞くけれど、
この映画はまさにそうでした。
まじであのどや顔が、忘れられません。
うちの猫が、この間、ベランダで死んでいた鳥をくわえてきて、パニック、
それから、ずっとベランダの窓前に陣取って、
「遊びじゃない、仕事だ」という顔をしてきて、うざい。
死んでいた鳥を、ただくわえただけやのに、
いかに巧妙なやり方で捕獲したかを、延々語ってきて、うざい。
私が洗濯物を干そうと、ベランダに出ると、今まではそんなことなかったのに、
「あぶねぇぞ!素人がそんなとこいちゃ、あぶねぇぞ!」と叫んできて、
うざいうざいうざい。
我が家のMBWです。
*「大阪人」9月号に、エッセイ寄稿です。中央区のこと。
でも、記事投稿いうやつをして、どっこい書いたわよとくつろぎ、
でも胃からしたのあたりがむずむずしてて、
そやめっちゃおもろい映画見たやん!!
思い出しました。
「EXIT THROUGH THE GIFT SHOP」
めっちゃ面白かった、めっちゃ笑った。
劇場がもうちょっとラフやったら、爆笑していました。
BANKSYいう人かっこよすぎ、
MBWかっこわるすぎ、素直素直阿呆素直素直素直、
ドキュメンタリーって現実を超えて面白くなるって聞くけれど、
この映画はまさにそうでした。
まじであのどや顔が、忘れられません。
うちの猫が、この間、ベランダで死んでいた鳥をくわえてきて、パニック、
それから、ずっとベランダの窓前に陣取って、
「遊びじゃない、仕事だ」という顔をしてきて、うざい。
死んでいた鳥を、ただくわえただけやのに、
いかに巧妙なやり方で捕獲したかを、延々語ってきて、うざい。
私が洗濯物を干そうと、ベランダに出ると、今まではそんなことなかったのに、
「あぶねぇぞ!素人がそんなとこいちゃ、あぶねぇぞ!」と叫んできて、
うざいうざいうざい。
我が家のMBWです。
*「大阪人」9月号に、エッセイ寄稿です。中央区のこと。
2011年08月07日
「ニキの屈辱」
またもや、キュートな小説に出会ってしまった!
山崎ナオコーラ、「ニキの屈辱」であります。
「文藝」に一挙掲載していたときに読んで、ドキュン!と胸を撃たれ、
今改めて単行本になった「ニキの屈辱」を愛でている。
ニキが、そして気配が、愛おしくてたまらない。
お菓子や花をもらったようだ。
素晴らしい物語の刊行記念に、トークショウにお呼ばれしました。
以下詳細です。
立川の「オリオン書房」ノルテ店にて
(東京都立川市曙町2-42-1 パークアベニュー3F TEL:042-522-1231
『ニキの屈辱』(河出書房新社)発売記念
山崎ナオコーラさん・西加奈子さんトークイベント
・期日:2011年8月20日(土) 16:00〜
・入場料:お一人様につき500円
・定員40名
・トーク終了後、ご希望の方に山崎さんのみサインしていただけます。
どんな時間になるのやろう、どきどきします。
皆さま、是非お越しください。
最近、舞台ばかり観に行っている。
観ている間こちらは一言もしゃべっていないのに、
終わった後のビールが美味しすぎます。
「血の婚礼」と、「奥さまお尻をどうぞ」と、「イッセー尾形のこれからの生活」を観ました。
生身の人間の生身の生身感のすごさたるや。
来週はG1を観にゆく、生身生身生身だ!
仕事もしているぞ!
あとBANKSYのことが頭から離れない!
あとあと、だいぶ前からやけど、忘れていたけど、
下北沢のいかす居酒屋「イイダ」に、
私の描いた「富嶽三十六景」のみっつの絵を飾っていただいています。
「イイダ」美味しいしめっちゃええでーいつもお世話になっています。
酔うてごめん。
*ダヴィンチ「合流注意」掲載です。
体毛のカースト制度について書きました。イラストは大好きなデメルのチョコの箱。
山崎ナオコーラ、「ニキの屈辱」であります。
「文藝」に一挙掲載していたときに読んで、ドキュン!と胸を撃たれ、
今改めて単行本になった「ニキの屈辱」を愛でている。
ニキが、そして気配が、愛おしくてたまらない。
お菓子や花をもらったようだ。
素晴らしい物語の刊行記念に、トークショウにお呼ばれしました。
以下詳細です。
立川の「オリオン書房」ノルテ店にて
(東京都立川市曙町2-42-1 パークアベニュー3F TEL:042-522-1231
『ニキの屈辱』(河出書房新社)発売記念
山崎ナオコーラさん・西加奈子さんトークイベント
・期日:2011年8月20日(土) 16:00〜
・入場料:お一人様につき500円
・定員40名
・トーク終了後、ご希望の方に山崎さんのみサインしていただけます。
どんな時間になるのやろう、どきどきします。
皆さま、是非お越しください。
最近、舞台ばかり観に行っている。
観ている間こちらは一言もしゃべっていないのに、
終わった後のビールが美味しすぎます。
「血の婚礼」と、「奥さまお尻をどうぞ」と、「イッセー尾形のこれからの生活」を観ました。
生身の人間の生身の生身感のすごさたるや。
来週はG1を観にゆく、生身生身生身だ!
仕事もしているぞ!
あとBANKSYのことが頭から離れない!
あとあと、だいぶ前からやけど、忘れていたけど、
下北沢のいかす居酒屋「イイダ」に、
私の描いた「富嶽三十六景」のみっつの絵を飾っていただいています。
「イイダ」美味しいしめっちゃええでーいつもお世話になっています。
酔うてごめん。
*ダヴィンチ「合流注意」掲載です。
体毛のカースト制度について書きました。イラストは大好きなデメルのチョコの箱。
2011年08月29日
さまざまな
この数週間で、さまざまなものを見、脳みそが興奮しているのか、
寝言が止まりません。寝ているのか。
本谷有希子さんの舞台「クレイジーハニー」、
主人公が作家だったので、いろいろ思うところあり、
ぎりぎりしながら鑑賞、
とにかく、友達、唯一無二の友達の強さだ。
最後のシーンがとても眩しかった、羨ましかった。
想田和弘さん監督「PEACE」、
猫の人間の、おもろい顔のおもろさ!
「選挙」を見たい、是非見たい。!
マームとジプシー「塩ふる世界」
二度目のマーム、やっぱり心がふるふるした、
こういうことは、自分の中にもあるのだきっと、と思った。
藤田さんのド才能、10月も楽しみ、めっちゃ楽しみ!!
コンドルズ「グランドスラム」、
一番前やったので、もう、
カメハメ波くらってるみたいでした。
ものすごい瞬間が続いて、みんなが笑ってる。
素晴らしい。
終演後永田裕志さんらと飲む!信じられないゼア!
G1のナガダンスは最高でした。
「超コンデンス」、スズナリってはじめて。
いつどこでどうしてこうなった、わ、
網膜追いつくのに必死、衣装などは昭和なのに、
未来みたいでした。
横浜トリエンナーレ。
私の脳みそは「芸術」にいちいち驚く仕組みです。
タイトルを予測しながら巡るも一切当たらず。
名前忘れたけれど、韓国の方の写真がすてきでした。
上野に空海展。
人あたりと、仏像が寺以外にあるものだから、
眩暈、吐瀉(ごめん)。しかし直筆の凄まじさ。
年内に高野山にゆくぞです。
*角川文庫とBANDAIのコラボ、「ほっと文庫」発売しました。
これは、お風呂で読めるくらいの短編文庫と、その文庫に描かれている香り、の、
入浴剤がセットになったものです。おもろいね!
私は「はちみつ色の」というタイトル、亀の話で、入浴剤ははちみつの香りです。
他には、赤川次郎さん(ジャスミン)、あさのあつこさん(桃の花)、
有川浩さん(ゆず)、桐生操さん(バラ)、森見登美彦さん(森)です。豪華やね!
わしおってええのん、得意の乗っかり商売です。
大きな薬局とか、おもちゃ屋で売っているようです。
よろしくお願いします!
寝言が止まりません。寝ているのか。
本谷有希子さんの舞台「クレイジーハニー」、
主人公が作家だったので、いろいろ思うところあり、
ぎりぎりしながら鑑賞、
とにかく、友達、唯一無二の友達の強さだ。
最後のシーンがとても眩しかった、羨ましかった。
想田和弘さん監督「PEACE」、
猫の人間の、おもろい顔のおもろさ!
「選挙」を見たい、是非見たい。!
マームとジプシー「塩ふる世界」
二度目のマーム、やっぱり心がふるふるした、
こういうことは、自分の中にもあるのだきっと、と思った。
藤田さんのド才能、10月も楽しみ、めっちゃ楽しみ!!
コンドルズ「グランドスラム」、
一番前やったので、もう、
カメハメ波くらってるみたいでした。
ものすごい瞬間が続いて、みんなが笑ってる。
素晴らしい。
終演後永田裕志さんらと飲む!信じられないゼア!
G1のナガダンスは最高でした。
「超コンデンス」、スズナリってはじめて。
いつどこでどうしてこうなった、わ、
網膜追いつくのに必死、衣装などは昭和なのに、
未来みたいでした。
横浜トリエンナーレ。
私の脳みそは「芸術」にいちいち驚く仕組みです。
タイトルを予測しながら巡るも一切当たらず。
名前忘れたけれど、韓国の方の写真がすてきでした。
上野に空海展。
人あたりと、仏像が寺以外にあるものだから、
眩暈、吐瀉(ごめん)。しかし直筆の凄まじさ。
年内に高野山にゆくぞです。
*角川文庫とBANDAIのコラボ、「ほっと文庫」発売しました。
これは、お風呂で読めるくらいの短編文庫と、その文庫に描かれている香り、の、
入浴剤がセットになったものです。おもろいね!
私は「はちみつ色の」というタイトル、亀の話で、入浴剤ははちみつの香りです。
他には、赤川次郎さん(ジャスミン)、あさのあつこさん(桃の花)、
有川浩さん(ゆず)、桐生操さん(バラ)、森見登美彦さん(森)です。豪華やね!
わしおってええのん、得意の乗っかり商売です。
大きな薬局とか、おもちゃ屋で売っているようです。
よろしくお願いします!