2020年05月03日

ねえ、今何読んでる?

蔦屋書店の「ねえ、今何読んでる?」という企画に参加させていただきました!
(私の心の中では「なぁ、今何読んでんの?」に変換されています)
言葉通り、今読んでいるもの(そしてこれから読みたいもの)をセレクトして、
それをセットで販売していただくというもの。
18名の参加作家さん、めっちゃ豪華です!!!!
https://store.tsite.jp/feature/284.html
皆さんにも楽しんでいただけますように。

産後、私がお願いしたドゥーラさん、マイラブけいこさんと一緒にインタビューしたいただきました!
そもそも皆さんは、「ドゥーラ」というお仕事を知っていますか??
色々な解釈があると思いますが、私は、赤ん坊、子供の面倒を見てくださるベビーシッターさんと少し違って、
ドゥーラさん(特に産後ドゥーラさん)は、母親のケアに重きをおいているお仕事だと思っています。
本当に彼女にどれだけ救われたか。
もちろん、ベビーシッターさんや保育園、両親、友人、たくさんの方に助けてもらいました。
子供は夏で3歳になります。
今隣で、吉川晃司さんの顔真似をしています。


2020年05月06日

passage

「新潮」にて連載中のリレーコラム「pasaage 街の気分と思考」、
バンクーバーに来てから最初に書いた日記を掲載していただいています。
ちょっと自分でも大丈夫かと思うほど色々正直に書きました。
これを書いたときは、まだカフェで執筆していたなぁと感慨深いです。

同じく新潮社の「小説新潮」では「夜が明ける」絶賛連載中です!
編集長が、20代からご一緒して来た同年齢の西麻沙子さんに!
河出書房の「文藝」の編集長も同年齢の坂上陽子さんですし、
同世代が活躍しているのはもちろん嬉しいのですが、どんぴしゃ同い年の編集長ってなんかもうめっちゃ嬉しい。
頑張るぞ40代、楽しいぞ40代!




2020年06月19日

韓国人の女の子

「文藝」2019年秋季号のために「韓国人の女の子」が、
小説版「韓国・フェミニズム・日本」として刊行された短編集に掲載されています。
私以外の作家の方は、

イ・ランさん
小山田浩子さん
高山羽根子さん
チョ・ナムジュさん
デュナさん
パク・ソルメさん
パク・ミンギュさん
ハン・ガンさん
深緑野分さん
星野智幸さん
松田青子さん

クラクラします。
こんなに素晴らしい作家の方達と、同じ本の中で息をすることが出来て、本当に光栄です。

また、同じく「韓国人の女の子」を、日本文藝家協会編の「文学 2020」に掲載していただきました。
作家の方は、

飯田章さん
小川哲さん
小林エリカさん
黒川創さん
佐伯一麦さん
滝口悠生さん
司修さん
古川真人さん
リービ英雄さん

です。
こちらも、本当に光栄です。
短編の難しさをひしひしと感じながら書きました。

世界で起こっていることに、胸が痛んで、苦しくて苦しくて仕方のない方多いのではないでしょうか。
もちろん動き続け、声を上げ続け、目撃し続けることも大事です。それは絶対に大事です。
でも、もし、どうしてもどうしても苦しいのなら、少しの時間だけでも休んでいいのではないでしょうか。
あなたが休んでいる間、私たちが動きます。
私は苦しい時、友人を頼ります。
自分が弱虫であることを引き受けてくれ、息をするのを助けてくれ、そして、また引き続き動こう、と背中を押してくれます。
会えなくても、知らなくても、それぞれがその時の役割を分担しながら生きるのが社会だと私は思います。
声を上げてくださっている方、本当にありがとうございます。

2020年07月03日

サラバ TOKYO

蜷川実花さんの写真集「TOKYO」に登場させていただいています。
こう書きながら「嘘やろ?」と思っています、
東京生まれ東京育ちのミカさんの「東京」の中に自分がいるとは・・・ほんま光栄・・・
PARCOミュージアムで写真展を、と書いている今はもう終わっていた・・・、
後手後手でほんますみません!
写ルンですで撮影されて、本当に素晴らしい写真集なので是非!
ピースしている人が多くてとても可愛いです。

「サラバ !」がオーディブルになります。
オーディブルになる?この書き方で合っている?
オーディブルとは小説などを朗読している、耳で聞く読み物、といった感じでしょうか。
こんなアナログ野郎より、皆さんの方がもっとよくご存知かと思います。
朗読は松坂桃李さん!また思ってますよ「嘘やろ?」て。嬉しすぎます。
松坂さんの声で、「サラバ !」がどのような世界として広がってゆくのか。

バンクーバー、今日はまさかのヒートテック着用です。
一週間、下手したら1日で春夏秋冬の服を全て着る、というクレージー天候。
聞いてたんと違うけど、今日も健やかです。
皆さんが健やかでいられますように。

2020年08月08日

さくら

拙著「さくら」が映画化されます。
「さくら」は、私のデビュー作ではありませんが、この作品で西加奈子という作家を知ってくださった方が多いのではないかと思います。
まだ作家デビューする前、どこに発表するあてもない短編をこっそり書いていたとき、すでに構想としたあったのが、大晦日に年老いた犬を囲んでいるくたびれた家族、という景色でした。
その景色が、こんな風に成長してゆくなんて、夢にも思いませんでした。
日本の友人から、文面でも分かるほど興奮したメールが送られてきました。
「すごいやん!!!!」
私も彼女に同感です。さくら、ほんますごい。
矢崎仁司さんは、学生の頃「3月のライオン」を繰り返し観ていました。
その頃の私に自著の映画を矢崎仁司さんが撮影されるよ、と言っても、絶対に信じないだろうと思います。
あのさぁ、もう、「北村匠海? 小松菜奈? 吉沢亮? 永瀬正敏? 寺島しのぶ? どういうこと!??」
主題歌は、本当にこれも信じられませんが、東京事変の皆さんが書き下ろしてくださいました。 
若い徴や若いあがきを肯定してもらったような気持ちです。
こんな心強いことはありません。
私もいち映画ファンとして楽しませていただきます。
みなさんもどうか劇場に足をお運びください。