2021年01月09日

2011年の棚橋弘至と中邑真輔

単行本で発売された際にもちろん拝読し、感動に打ち震えていた本が柳澤健さんの『2011年の棚橋弘至と中邑真輔』でした。
文庫化にあたり、解説を書かせていただくことになるなんて、その時は思いもしませんでした。
プロレスは今圧倒的な人気を誇っていますが、それでもまだある種のネガティブなイメージや「分かる人にしか分からない」という印象をお持ちの方もいるかもしれません。
でも、本書を読めば、これは「プロレス」について書いているだけの本ではなく、二人の人間がいかに「自分」を信じ、「自分の仕事」を信じ、「自分のやるべきこと」を見つけてゆくに至ったか、その過酷で美しい道程の物語だということが分かっていただけると思います。つまり、すべての人に当てはまります。私はこの本を読んで、「何かから目を逸らし、逃げるためだけの言い訳」をやめようと思いました。
たくさんの方に読んでいただきたいです。

2021年02月09日

向田邦子没後40年特別イベント

1月にスパイラルホールで開催された向田邦子没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」に関連して、向田邦子さんの「寺内貫太郎一家の舞台上演、ドラマ主題歌のコンサート、そして「向田邦子からの贈り物」というドキュメンタリーを上映する予定でしたが、そちらがこの状況下により配信になりました。
どちらも、2月27日から配信開始です。
私は、「向田邦子からの贈り物」内で向田作品についてお話しさせていただいています。
メンバーを見るだけでも興奮します。
皆さんも是非ご覧ください。

2021年03月09日

おまじない 文庫

ちくま書房から「おまじない」文庫が発売されます!!!
書いたのは数年前ですが、改めて私たちには言葉が必要だなと思いました。これまでも、いまも、これからも。
コメントにも書きましたが、みんな十分すぎるほど頑張ってる。

文庫版では、長濱ねるさんと対談させていただきました!!!
以前「QUICK JAPAN」で特集を作っていただいたとき、お会いしたいしたいと思いながら叶わず、今回思い切ってお願いしてしまいました。ねるさん(と呼ばせてください)のみずみずしい感性と誠実さに触れて(画面越しなのがもどかしかったです)、自分の中に大切なものがもう一度生まれたような気持ちです。
ねるさんとの対談だけでも読んでほしい。
予約は詳細は以下です。どうかよろしくおねがいいたします。




2021年03月17日

メールについて

業務連絡です、ごめんなさい。
以前はyahooのメールアドレスだったのですが、本格的に使用できなくなりました。
新しいメールアドレスは関係者の方に出来るだけお伝えしてきたつもりですが、時々、うんと以前にお仕事をさせていただいた方から旧メールにご依頼が届くことがあり、なんとか対応して来ました。でも、今後はそれも出来ません。もし連絡がつかない、返事がない! と思われる方は、出版社経由でご連絡くださるとありがたいです。現在、最新刊が出ているのは筑摩書房です。そちらからご連絡をくだされば必ずお返事差し上げます。
SNSをやっていないものですみません・・・。
この「ブログ」も、もはや何人の方がご覧になっているのか・・・という感じですが、おつきあいくださったら嬉しいです。

2021年04月15日

お花見とお悩み

バンクーバーでお花見をしました。
バンクーバーにも桜がたくさんあって、それはもう信じられないくらい綺麗です。
外で飲酒は禁じられているので、酔っ払った人もおらず、それは静かな花見です。
東京でも毎年お花見をしていました。
家のベランダの前に大きな桜の木があって、その桜は開花が遅く、だからいつもお花見シーズンから少し遅れて開催していました。
友人がインターフォンを押す音、玄関に溢れた靴、テーブルに置ききれなくて床に置いた料理、「初めまして」の人同士が話す声、絶対に誰かが忘れてゆくマフラーや手袋や他の何か、それらのことを思い出して、胸がキューっとなります。
みんなに会いたいです。

僭越ながら、VOGUEのPodcastでお悩み相談をさせていただくことになりました。
ジェーン・スーさん、壇蜜さん、鏡リュウジさんに続いての、ということで、プレッシャーもひとしおです。
皆さんのようなお答えは出来ないと思うので、私は大好きな小説の話をしながらお答えさせていただこうかなと考えています。
下記のフォームから、質問やお悩みを募集しています。
どうかお付き合いください。