2021年04月16日

ていだん

小林聡美さんの「ていだん」が文庫になりました。
うふふ、私も参加させていただいています。あれはもう何年前になるのだろう。
長塚圭史さんと三人でお話しできたなんて、なんか信じられへんで!
あともう、ほんま、マスクなしで話せたなんて信じられへんで!

口内炎がずっと治らず、薬局で薬を買いに行ったら「これブチ塗って!」みたいに勧められたはちみつ状のもの。
ちょっと甘い接着剤、みたいな匂いで、患部に塗ったら「ぎゃああああああああああああ」て叫ぶくらい沁みるのやけど、それからジーンと痺れて何も感じなくなります。治療薬ではなく、麻酔薬らしい。薬局で売ってんのやね。

2021年04月17日

文芸ピープル

辛島デイヴィッドさんの新著「文芸ピープル」が発売されました!!!
私は、辛島さんの「Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち」が大好きなのですが、一人の作家の作品が書店に並ぶまでに、どれだけの人が関わって、どれだけの心が関わって、どれだけの力が関わっているか、手に取るのは一冊の本に過ぎないけれど、その一冊の中にどれだけのレイヤーと歴史があるか、が、すごく丁寧に(でも決してドラマティックにではなく)書かれているからで、それって私たちが誰かと出会うときと同じやん!
私たちが誰かに会うとき、見ているのはその「瞬間」のその人だけど、その人がその人たり得るまでに、その人はその人の人生を重ねて来たわけで、私たちはその人に会うと同時に、その人のレイヤーや歴史を見ているのですよね。
「文芸ピープル」も、辛島さんの誠実さ(とユーモア)は変わらず、やはり「いかにして」が書かれていて、すごく美しいです。
僭越ながら私も登場してます、めっちゃ嬉しいねんけど・・・・
帯をあのね、取ってくださったらね、私おりまんねん。見てください。自慢。
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2021年04月19日

花々々々々

すっかり春が来て(というより日中は夏!)、バンクーバーはあらゆる花が咲き誇っています。
日本で見たことのない花もあったりして(例えばムギワラギクというめっっっっちゃくちゃ可愛い花を、私はこちらで初めて知りました)、散歩していると、あっという間に時間が過ぎます。
桜も綺麗だし、椿も綺麗だし、大好きなダリアも咲き始めた。でも、見つけると駆け寄るくらい好きなのは木蓮です。
日本にいるときも見ていた花なのに、なんかもう、めっちゃ好きになりました。木にドン!と咲いてるのがいいのかな。散り方も格好いいんよなぁ、バサって。そういえば昔、「木蓮」という短編を書いたなぁ、と思い出す春。

BC州は急激に患者数が増えています。医療従事者やエッセンシャルワーカーの方には感謝と尊敬の念しかありません。
ワクチンも始まっているけれど、この事態はいつ落ち着くのか。先の見えない中で、こうやって花が咲いているのをみることが本当に慰めになります。皆に平穏な日が訪れますように。

2021年04月21日

この1週間の間に三回転び、三回とも思い切り尻餅をついたのやけど、なぜか左の二の腕に大きな痣。
おそらく転ぶ時にとっさに何かをかばったのだろうけど、治らなさがすごい。
いや、治っている、治っているのやろうけど、変化がすごくて、毎日見ていて飽きない。
紫、青、ピンク、赤、黄色、黄緑、でちょっとタイダイみたいになっている。
最初は圧倒的に紫が強かったけれど、今は黄緑色が優勢で、自分の皮膚ってこんな色になるんやなぁと感心する。
いうて転ぶようなことはもうせんとこ、気をつけよ、と考えながら歯のフロスをしていたら奥歯が欠けた。
頑張れ私の体、いや、もう頑張るな!

2021年04月24日

JFNY Literary Series

JFNY Literary Seriesに出演させていただきました。
これは、国際交流基金NYと、翻訳者であるAllison Markin Powellさん、Ginny Tapley Takemoriさん、 Lucy NorthさんによるStorong woman,soft powerとの共同企画です。

第一回目は柳美里さんとMorgan Gilesさん、第二回目は村田沙耶香さんとGinny Tapley Takemoriさん、これだけでどれほど素晴らしいイベントかわかって頂けるとと思います。
私はAllisonさんとお話しさせていただきました。モデレーターはなんと中島京子さんが務めてくださいました。
皆さんのおかげで本当に本当に楽しかったです。

動画は先ほどの国際交流基金NYのホームページからもご覧になれますし、以下のyoutubeからもご覧になれます。