2010年01月05日

あけましておめでとうございます

2009年は、「うつくしい人」「きりこについて」「ミッキーたくまし」三冊を刊行することが出来ました。
新しい体験、大切な人、なんていうか、文字を扱っていながら言葉で表すことのできない、決定的に重大な一年になりました。
10年前には、2009年がまさかこんな決定的な年になるとは、思っていませんでした。というより、2009年のことを意識したこともありませんでした。
2010年はどんな一年になるのか今から怖いようでもあり、でも、やっぱり楽しみです。
あさってには、「二日前にはこんなことが起こるやなんて、思いもせんかった!」と驚いているかもしれません。
 
皆様、素晴らしい一年を。
 
 

2010年02月04日

ボイスとケントリッジ

更新が遅れています。
お伝えすることのない毎日ですみません。
最近、わわわと感動してことがふたつあります。「ヨーゼフ・ボイス」展と「ウイリアム・ケントリッジ」展です。
ふたりとも知らなくて、教えてもらって行ったのですが、どちらも、本当に面白かった!「面白かった」以外で「面白さ」を表現する術を持たない私は自称作家ですが、でも、本当に面白かったのです。
終始にやにや笑いながら、へんな早歩きで会場うろうろしてました。すごい元気でた。元気でた!
直接的に「好きやで」とか「お前イケてる」とか言われなくても、面白い顔をしてもらわなくとも、大笑いしたり走り回りたくなるくらい嬉しいことって起こるのだなと思いました。メッセージなんかわからんねんけどね、たぶんとても大切なことをおっしゃってるんやろうけど、そんなんくまれへんかったです。もうとにかく私は楽しかったです。まだやってるのかな。やってたら皆様是非。

2010年03月05日

マーシイ

トニ・モリスンの新作「マーシイ」を購入しました。
モリスンの新作が出るというだけで、そわそわ落ち着かず、急に「あああ!」と声が出たり、涙ぐんだりしていました。つまり、情緒不安定になりました。
今手元にあるのですが、読みたい読みたい読みたいと思い続けている反面、読んでしまうと「読み終わってまうやんけ!」という不安に襲われる。表紙を撫でる撫でる撫で撫で続ける。
 
モリスンのことは、いろんなエッセイやインタビューで語っていますので、ここでは詳しいことは書きませんが、去年の出来事で(もしかしたら人生で)一番嬉しかったのが、「ソロモンの歌」文庫の帯文を書かせていただいたことです。おこがましさ、嬉しさ、恥ずかしさ、誇らしさ、あらゆる感情が、うわわと押し寄せてきました。
 
作家として生活をしていても、パソコンに文章を打ち込んでいても、私がいる場所とは全く違う地平に、モリスンの物語はあります。揺るがない場所から、こちらに大きくて強い手を伸ばしてくれます。大袈裟ではなく、その手を感じている限り、私は死ぬまで生きていこうと思います。

2010年03月16日

神戸学校にお越しくださった方へ

ありがとうございました!
須磨には初めて行きました。遠いところからお越しくださった方もいらして、本当に有難かった。 
うまく話せたか不安ですが、一方的にでも、みなさんにお会いできて私はとても嬉しかったです。
精進して執筆がんばりますので、どうか今後ともよろしくお願いします!
 
お世話になったフェリシモの皆さん、本当にありがとうございました。
お休みの日だったはずなのに、皆さん本当にお優しく、恐縮しっぱなしでした。
またお会いできます日を楽しみにしています。
 
 
 
 

2010年03月28日

コンドルズの春公演「狼たちの午後」を観にいきました。
面白かった!!!!!!!!!!
舞台のことや、コンテンポラリーダンスのことや、
なんやったら自分自身の存在のこともわからない私ですが、
自分の脳みそがすごい体験をしている、ということはわかります。
われ圧倒さるるゆえにわれあり、です。
「元気をもらう」とは、使いまくられ言い古されいい加減な言葉ですが、
これだけ使われてきたからにはやはり真実なのだと思います。
私は本当に元気をもらった。