2010年04月04日

1月に今の家に越してきたのですが、ベランダの前に立っている大きな木を、
「何の木やろな」と思っていました。

それはもう大きく、5階の私の部屋と同じ目線なのです。
細い坂道に、急に生えていて、きっとご近所に大切にされている木なのだろうな、と思っていたら、
桜でした。
 
朝起きて、居間に入り、カーテンを開けると、桜の中に飛び込んでいくような気がします。
たまに、わざとカーテンを開けたままにして眠っておいて、
朝、知らないふりをして居間の扉を開けると、桜。
わ! と、驚く遊びです。本当に綺麗。
家に遊びに来た友人を、ベランダから見送ると、
桜の向こうに消えていくように見えます。 
いつも以上の寂しさを感じながら、それでも私は「最高やんけ」と呟きます。
 
なんで、あんな綺麗なん。

2010年04月12日

日曜日

とても天気が良かったので、日曜の混雑覚悟で外出しました。
 
原宿、ROCEKTにて東泰秀さん写真展「その先のゆくへ」。
病室の白、ミルクの白、光の白。
現実高い天井から差す光と、写真の美しさがあいまって、
かつて見た夢の話を、頭の中で思い出しているような感じでした。
目の前に写真はあり、光はあるのに、遠いような、不思議な感覚。
写真が写真、であるというより、窓のような。
うちなんで作家やのにうまく言われへんのやろ。 
とにかく東さんの記憶の共有。
脳みそが一緒になるのは、とても気持ちがよかったです。
 
 
パルコ1にて、CHEESE mongerスプリングフェアー。
以前装丁のイラストを描いてくださった奥原しんこさんと、
飯嶋久美子さんのアパレルブランド CHEESE mongerは、
めっちゃキュート!興奮しつつ購入購入。
しんこさんが壁面に糸でドローイングをしていて、素晴らしかった!
会期中にどんどん出来ていく、のも面白いし、
糸のアナログな感じが可愛い。
どんな絵が出来上がるのか気になりすぎ、
絶対にまた足を運ぼう。と声に出す今。
しんこさんが実際に作業しているところを見たい、是非。
想像しただけで興奮、CHEESE mongerのロンTを着ている今。
 
 
代官山ユトリヒト屋上にて、「本棚の裏側」
小林エリカさんと、前田ひさえさんのインスタレーションです。
まず場所にびっくり、まさに隠れ家やないか。
前田さんの本をモチーフにしたドローイングは、
可憐で愛に溢れ、本の中から選らばれた言葉とあいまって、
発光していました。まっすぐ。
エリカちゃんのアンネの日記を辿るビデオ・インスタレーション、
勇敢で可笑しくて真摯で可愛い、エリカちゃんそのもの。
そういえばエリカちゃんのイラストも彼女そのもの。
才能を大仰にではなく、リボンを結ぶように操っている。

 
 
 

2010年06月03日

ライブ

新木場スタジオコースト、チャットモントーのライブに行かせていただきました。
素敵でした!!
あんな大きなライブ会場は、十数年ぶり?ですが、集中力分散することなく、
みんなの思いがまっすぐステージへ、そしてステージから歌がまっすぐ届きました。
 
わけもなく、あああああと声を、それも大声を出したくなるときがあるのですが、
じっとステージを見ているとその理由がわかったというか、
結局それも、言葉にできないことなんやけど、彼女らの歌、
橋本さんの、ありがとう、の声が、
教えてくれました。歌。
 
 
橋本さんに、「きりこについて」の帯コメントを書いていただきました。
まっすぐな言葉、橋本さんの、うれしい、うれしい。
もうすぐ店頭に並ぶようです。
僭越、光栄、たくさんの感謝と(!)を。
 
 
 
 

2010年06月04日

写真

青山ブックセンタートークショウの写真や、
他媒体で使われる著者近影を撮影してくださった阪本勇さん。
彼の写真が「PHOTO GRAPHICA」という雑誌の写真集付録になっています。
真剣、笑、対峙、絶対。
すごい写真です。阪本君は見る、見る、めっちゃ見るで!
ぜひごらんください。
 

2010年06月14日

トークセッション

ジュンク堂池袋店、こだま和文さんとのトークセッション終了しました。
来てくださった方々、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
短い時間でしたし、おのれの拙い言葉で
「空をあおいで」の素晴らしさをお伝えできたか、心配ですが、
嘘のない時間やったと思います。
みなさんにお会いできてうれしかったです。
 
 
「PHPスペシャル7月号」で、鏡リュウジさんと対談させていただいています。
2010年あと半分どうなるものか。
 
「クイックジャパン」にて、中村文則さん、山崎ナオコーラさんと鼎談させていただいています。
77年、78年生まれの「ナナハチ鼎談」というものです。
 
「anan」にて「炎上する君」のインタビュー掲載。
装丁の原画や、候補になったほかの絵も。ありがたいことです。