2010年06月21日

ありがとうございました

ふたつのお礼を。
 
「青春狂時代」
出演させていただきました。
勝山さんと石淵さんのキュートさたるや。
歌も素敵でしたね、まっすぐでした。びゅんと速度が。
お客さんとの距離も近く、キラキラした顔を拝見するのは、とても幸福でした。
勝山さん、石淵さん、スタッフの、会場の皆さん、 
ありがとうございました。
 
「太宰ナイト2」
事後報告になってしまいましたが、同じ日の深夜O時をまわり、
太宰治の誕生日、又吉直樹さん主催の「太宰ナイト2」に出演させていただきました。
又吉さんの太宰への愛が、ふくふくと伝わる時間、
出演者の皆さんの思いがけぬ太宰感も嬉しく、
あっという間に朝でした。
一年前の「太宰ナイト」にも出演させてもらった経緯があり、
あれから一年、と当然思う、光陰矢のごとし、とは誰が言ったのか、
その言葉自体を追い越してしまうほどの速度。

楽しかった。
本当に、ありがとうございました。 
 
 
 
 

2010年06月30日

辿る

青森に行ってきました。
「津軽」を読みながら、太宰の足跡を辿る。
津軽半島は終始強い風雨、
傘役に立たずびっちょびちょでしたが、
行ってよかった。 
この旅を、小説にします。
青森は素晴らしいところです。
 
また別の日、北斎を辿る。
浅草、隅田川界隈をめぐりました。
初めて水上バスに乗りました。
岸から見るのとは、全然違いますよ。
このことも、書きます。
そして、北斎によせた絵も。
 
足跡を辿るって、とても感慨深い。
辿る、という文字もいいですね、成り立ちは何なんやろか。
どちらも、掲載が決定次第、またお伝えします。
 
 
昨日の毎日新聞夕刊の文芸時評で、
東直子さんが「炎上する君」に触れてくださいました。
「勢いのある文体が、不如意を抱えた人々の世界を力強く案内する。」
なんて素敵な!
とてもうれしいです。
 
「炎上する君」、この子を、どうかよろしくお願いいたします。
 
 

2010年07月09日

息もできない

見逃した、と知ったときお腹がキリキリ痛くなりました。
ヤン・イクチュン「息もできない」。
絶対に見ようと思っていたのに。
こうなったら地方で、と思っていたら、
下高井戸シネマで9月に上映が。
下高井戸は東京に来て初めて住んだ駅で、
自分が住む街に素晴らしい映画館があるというのは、
とても素敵なことやなぁ、と嬉しかったのを覚えています。
 
ダヴィンチ8月号「合流注意」掲載です。
今回のダヴィンチ、「あの人と本の話」で、ともさかりえさんが「通天閣」を選んでくださっています。
とても嬉しい。お会いできて幸せでした。きれいやったー。
以前も、同じページで、mou moonのYUKAさんが「きいろいゾウ」について触れてくださっていました。
とても嬉しかったです。素晴らしい美声。いいなぁ。
 
anan「短歌上等」今回のゲスト、穂村弘さん登場の5回で「短歌上等」は終了です。
あっという間でした、とても楽しかった。
また別で「短歌上等」スペシャルぽいものをananで掲載してくださるようです。
ありがたい。がんばります。
 
夜中歩いていると、選挙ポスターに驚かされます。
色気のない眼で、全員こっち見てるから、怖いですね。
 
 

2010年08月06日

空白

PARCO劇場「空白に落ちた男」見に行きました。
不可思議、知性、キュート。 
優しく足元をすくわれたような気分です、
あれだけ緻密なのにふわふわしている。
だまし絵か、飛び出す絵本か、秘密の思い出か。
コンドルズ藤田さんの新しい一面、といえば簡単ですが、
ピカピカの新兵器を見せられたような、とにかく贅沢。
後ろの席に座っていた可愛らしい少女三人が、
息を殺して集中していたのも、印象的でした。
彼女らの柔らかい脳を譲り受けて、
もう一度見たいです。
 
 
共同通信に本谷有希子さんの戯曲「来来来来来」の書評を書かせていただきました。
8月、9月に徐々に配信されるようです。
あと、前回お伝えした朝日のbe extranの記事、WEBで見られるようです。
 

2010年08月15日

文芸部

baseよしもとの芸人さんたちによる文芸部イベントに出演させていただきました。
とても楽しかったです。
ショート・ショートと朗読、素晴らしかった、笑った。
皆さんすごい創作脳をお持ちで、ええなぁ少し分けてほしい。
そして、自分以外の誰かが、
自著を持っているのを見ると、
わああ、と声をあげたくなるほど嬉しいのです。
本当にありがとうございました。
皆さん仲良しで、ほんまの部活みたいでしたね。

 
「きょうの料理」9月号「ごはんぐるり」掲載です。
初めて作った朝食について書きました。

あと一回で最終回です。
 
 
河出書房新社、世界文学全集の「短編コレクション1」を読んでいます。
こういう本がもっともっと出版されたら嬉しい。
世界中のことが知りたい、
歴史でも社会でもなく、個々人が何で笑って、何で泣いて、
何で息をのむのかを知りたい。
モリスンの「レシタティフ」は、やっぱり胸をつきました。