2010年11月22日
学生さんたち
その研究発表会に参加させていただきました。
「きいろいゾウ」の世界を、大きな紙に描いてくださっていたり、
きいろいゾウと灰色のゾウを紙粘土で作ってくださっていたり、
ムコさんの日記を本当に作ってくださっていたり、
終始感動、ちょっと泣きそうになりましたが、何より、
本当に熱心に読んでくださっていて、作者の自分でも忘れていたことや、
思いつかなかったことを知らしめてもらいました。
作者冥利に尽きる、というのでしょうか、とにかく本当に嬉しかった。
ありがとうございました。
ほんでみんな超かわいかったー!
五反田団「迷子になるわ」を見に行きました。
前から友人に「五反田団は面白い、前田さんは天才だ」と聞いていて、
うちの中で尋常でなくハードルがあがっていたのに、
ほんまに面白かった!!
爆笑した個所がいくつもあって、
夢を見ているような感じやった。
前田さんの脳みそに入っていみたいな、
なんかうまいことよう言わんけど、とにかく面白かったです。
リンゴ企画「立体絵本」麗しき山羊 見に行きました。
細胞レベルで楽しい。
子供のときに、訳わからんけど面白すぎておしっこをもらしたことがあって、
その感じを思い出しました。
ダンサーの方々も明らかに興奮している時間があって、
どきどきしました。気持ちええのんやろうなぁ。
うちは座っていただけやったけれど、
外に出ると、体がぐったりしていました。
お酒飲んだらえらいこと酔うた。
2010年12月08日
年末感
ちゃんと年末、という雰囲気になってきました。
近くに立派なお寺があって、たまに鐘が鳴り、
どきりとします、何があったのか。
夜中に原稿を書いていたら、鐘が聞こえて、
それが除夜の鐘で、え、いうてる間に、「はっぴぬーやー!」、はしゃぎながら、
知らない高僧が部屋になだれこんでくる。
悲しい顔で笑って、強い酒を出す。
*「anan」にて、せきしろさんとの共著「ダイオウイカは知らないでしょう」のインタビューをしていただきました。
*「東京人」1月号、エッセイ「立像前で会う」。上野とイタリア人のことを書きました。
*「母の友」1月号、絵本についてのインタビュー。絵本てほんまに素敵ね。
*ダヴィンチ「合流注意」掲載です。
*別冊文藝春秋、連載「円卓」掲載です。
2010年12月26日
大掃除
年内の仕事に追われているさなか、
「気分転換に大掃除でもしようかな・・・」と思ったが最後、
「家じゅうピカピカにしなければ死ぬ」いうルールが出来上がり、
風呂釜を外し、換気扇を外し、カーテンを、窓を、網戸を洗い、
絨毯干し、床にワックス、冷蔵庫とクローゼット内のすべてを出す、
というような数日で、もちろん仕事も追われているのでやり、
マンションの屋上を使ってもよいので、
あの、屋上は昔の病院みたいにずらーっと洗濯物干しがあって、
なかなか壮観、そこにカーテンや毛布を干す干す干す、
屋上までの階段を上り下りしながら息切れ、
掃除掃除掃除仕事仕事掃除階段仕事階段掃除仕事仕事で、
「奴隷か」
呟く。
でも、屋上から富士山が見えて、すごく綺麗で、雄大で、
思わずまた階段を下りカメラを持って上がり、
その御姿をパッチリ。おさめる。
すると、心がすうっと軽くなって、なんていうか、ものすごい多幸感、
えへへ、富士さんさま、ありがとね、て思ったら、
富士山は、「プライバシーゼロ!」と怒鳴った。
*小説新潮1月号「800字の宇宙」特集に、小説寄稿しました。
前からやりたかったことをやりました。
*来年から「芸術新潮」にて、コラム「ミュージック三昧」連載が始まります。
音楽に造詣はなく、ただなんか好き、いう感じで、おこがましいですが、
レビューではなく、エッセイやと思って、読んでください。
鈴木淳史さんと、松山晋也さんとの、三人月替わりコラムです。
一回目1月号は鈴木淳史さん、
アーノンクール指揮のモーツァルトを、早速買ってみようと思います。
2011年01月03日
あけましておめでとうございます
大晦日、家に遊びに来てくれた友人とタコスを作って、
超楽しくて、酔って、
肝心の年越しの瞬間は私の「ちょっと他のん見ていい?」
無駄なザッピングのため曖昧に、
「あ、もう明けたんじゃない?」「え、いつ?」
妙法寺へ行き、「たくさん書くぞ、がんばるぞ」と思いながら引いたおみくじは末吉、
「罵詈雑言を浴びせられる」みたいなことが書かれていて、
殴るように木に結び付けて家。
猫に顔を踏みつけられて目を覚ますと友人が洗い物をしてくれていてごめんね、
家の近くの神社に行って、手を合わすも真っ白、
「近所に住んでいます西加奈子です」とだけ伝え、
友人を見送って帰宅して、年明け一番風呂、とか、
新しい歯ブラシで、とか思っていたのに、そのままこたつで就寝。
あけましておめでとうございます。
こんな私にも新年はやってくるのです。
クリスマスを祝わなかったから、神様や、仏さま、
どうか依怙贔屓してください。
罵詈雑言を浴びせられることになっても、
たくさん書きます。
みなさま、何か、誰か、今年もよろしくお願いいたします。
2011年01月12日
ブログのタイトルめっちゃむずい
家に帰ったら猫が食いちぎったよ。
新たな気持ちで1・4東京ドーム、
去年は行けなくて、そもそも新日が久しぶりで、
選手とか、分かるかなぁと不安だったのですが、
隣に座っていた男の人二人組が、
明らかに周囲を意識した「説明付応援」をしていて助かりました。
プロレス会場やなぁ、と懐かしくなりました。
真壁刀義チェーンを買おうか迷ってやめた。
猫に食いちぎられるから。
森美術館「小谷元彦 幽体の知覚」を見にゆく。
何かになろうとしているのか、何かから解放されようとしているのか、
物体の「その様」を、削っているのかな。
どの作品もすごく生々しくて、欲求の塊で(どちらかの)、
どうしようもなくあふれている知性が、とてもセクシーだった。
個展の終わりに、カテジナ・シェダーというチェコの女性のインスタレーション。
すごくキュートで、すごく面白かった。
「そこには何もない」のビデオを見て、声を出して笑ってしまって、
うっかり隣でいた外国人のおじさんとハイタッチをしそうになった。
びっくりしたー、見ている人をつなげる。
あのビデオ売ってないのかな。
*「白いしるし」インタビュー掲載です。
「MORE」、「ESSE」、「DOMANI」、「日経WOMAN」
*週間新潮に「ムーンパレス」のこと。
「白いしるし」感想を聞かせてくださって、とても嬉しいです。
それぞれの恋愛体験が、とても興味深かった。
男性の意見も聞きたいです。